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不測の事態のふしぎ

世の中はすべからく因果法則で動いている。
何かが起きるには必ずその原因がある。

だから、突然、何かが起きるというような不測の事態など本来は無い筈なのだが、実際は、この不測の事態がしばしば起きて大慌てする。
なぜそうなるのかの理由は簡単で、結果を生み出す原因の段階で、それに気づかずに見過ごしてしまうことが多いからである。

ボクなど本当に馬鹿だから、ちょっと思い出してみるだけでも、不測の事態にしょっちゅう見舞われてばかりいる。
そして、あの時のアレが原因だな、とか、あの時にこう対処しておけば良かったのだな、とか反省する。
結局、そんなことの繰り返しで毎日を過ごしている。
人生の一大事もあれば、会社の存続にかかわるような出来事もある。

しかし、良く考えてみると、その時々には別に手を抜いている訳でもなく、一生懸命に誠実に取り組んで来たわけで、決して怠けていたのではないことにも同時に気付く。
その時の自分の考えや行動は、自らの納得のいく選択であって、それが不測の事態を招くことになるだろうとは思っていなかったことにも思い当たる。

そして結果的に、こりゃ大変だ、ということになるのだが、何年か、あるいは何十年か経ってから振り返ると、その失敗や不測の事態が、実は自分にとって良かったのだ、あの事態が起きたから今の自分があるのだ、運が良かったなあ、ツイていたなあ、と思うことが多いのも事実である。
「失敗は成功の母」とか「人間万事塞翁が馬」などの格言や故事があるが、それらに該当するのかどうか。

例えが適当かどうかは分からないが、かつてボクは身から出たサビで番組を作らせて貰えなくなり、某テレビ局を半ば追われ職を失ったのだったが、そのお陰で会社を立ち上げることになった。
慣れない経営で、それまでしたことの無いお金の苦労も人並みにしたが、後期高齢になった今も、やっとこさながら現役で働ける喜びに浸りながら毎日を楽しく過ごせている。

大学を卒業したばかりのボクを拾ってくれて、大切にしてくれ、ドキュメンタリーを教えてくれ、そして追い出してくれたテレビ局に本当に感謝している。
ボクに幸運を与えてくれた。
本心からそう思い、本気でそのテレビ局に感謝している。

ごく最近の例で云えば、昨年の暮れに会社の引っ越しがあったのだが、考えてみればこれもツイていたと思っている。
ビルの老朽化で建て直しするとの理由で突然、移転を已む無くされた。
とても気に入っていたビルだったし、大所帯の引っ越しとなると何かと大変だ。
急遽、移転先を探さなければならないし、余計なお金もエネルギーも必要とした。
しかし、その面倒の代償として、さる銀行の温情にも恵まれ、以前よりも快適な環境を手にすることが出来た。
ツイていたとしか言いようはない。

ボクもある程度、歳を重ねてからそのことに気付くことが出来たお陰で、個人的にも、あるいは会社のことでも、少々の大きな難題や出来事が起きても、大騒ぎすることも無くなった。
もしかすると、このことがツキを運んでくれるかもしれないぜ、と平気で思えるようになったからである。

もっとも、不測の事態や失敗や困難などは無いに越したことはないのだろう。
しかし、望もうと、望まぬことであろうと常にそんな事態に見舞われるのが現実というものだ。

ただボクが知ったのは、不測の事態や困難な出来事は、例外なく、ボク自身を正してくれ、強く鍛えてくれ、新たな将来へと導いてくれる幸運の糸である、という事だ。

「俺流を どこまで通す つくしんぼう」


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