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道の選択

愚にもつかない、実に下らぬ与太話で。

ボクは月に一度、病院に通っている。
もうかれこれ7~8年ほどになる。

その病院は会社から200メートルほどの距離にあるのだが、つい最近になってフト気付いたことがある。
それは、病院への行きと帰りで、必ず違う道を通っていることだった。
と言っても、道の選択は2通りしかない。

病院に行く時は、会社を出てから、すぐの所に左に入る狭い路地があるのだが、そこは曲がらず、道をまっすぐに行き、次の広い道を左に曲がり、少し行った次の道を右折してしばらくの所に病院がある。
行く時は必ずその道順を選んでいる。

帰りは病院を出てまっすぐ行き、来た時の広い道を左に曲がらず、そのまままっすぐに行くと狭い路地の出口がある。
そこを左に入って会社に戻る。
地図が無いと分かり難いが、要するに、行く時は狭い路地を通らず、帰る時はその路地を通っている。

永い間、例外なく行きと帰りの道の選択に関して同じ行動パターンを無意識のうちにとっていたことにハタと気が付いたのだった。
なぜ、行きと帰りで異なる道を選んでいるのか、それも意識することなく選んでいるのか、それには何か理由がある筈だ。
会社を出て、すぐに路地に入り、狭い路地を抜けた所を右にまっすぐ行けば病院にたどり着く。

しかし、その道順で行ったことが一度も無いのはなぜなのか。
その理由がなかなか思いつかない。

こんなどうでも良い、実につまらないことだが、一度不思議だと思うと、その訳が知りたくなってしまう。
自分自身の行動なのに、どうしてその理由が分からないのだろう。
そのこともまた不思議だ。
どちらのコースでも距離は変わらないし、ハテサテ。

行きと帰りとで異なる道順の条件、あるいは共通する条件とは何か。
それで気付いたことがある。
そして、それを取りあえず、行きと帰り道の違いの理由に決めた。

それは、人は一旦歩き出すと、出来るだけまっすぐの道を行きたいとの願望があるからではないのか、ということだった。

散歩でブラブラ歩くときは知らない路地などに迷い込み、興味をもって楽しむことも多いが、例えば病院へ行く、というようなはっきりとした目的がある時は、ひたすらその目的地に早く辿りつこうとの意思が働く。
そういう場合、目的地に一直線で進みたいと考えるのは自然だ。
特別の近道がある場合はともかく、距離が同じ時は途中で曲がろうと思わないのではないか。

病院へ行く時、会社を出てすぐにある狭い路地への道に曲がらないのは、そのまっすぐ行きたいとの本能が働くからではないのか。
その逆に、帰りは早く会社に戻ろうとの意思を持ち、病院を出て、150メートル程を、とに角まっすぐに歩ける。
途中に、来た時の左に曲がる道を曲がることなくまっすぐに行く。
そして狭い路地の出口を曲がり、会社に戻るのではないか。

今の所、それ以外に思い当たる理由は見つからない。
あーあ、それにしても、バカバカしいお話で申し訳なくなってきた。

しかし、生きて行く上でまっすぐに歩み続けることは至難の業である。
必ず途中で迷ったり、よれたり、逆の方向に向かったりする。
それには外的要因もあるだろうが、本人の意思の持ち方も大きく影響している。
人生が余りにも紆余曲折が多いので、せめて道を歩く時くらいは出来る限りまっすぐに進みたいとの深層心理が働くのだろうか。

今月初めに会社を引っ越した。
これまで居た場所から300メートル程離れた所に移った。
病院へは少しばかりは遠くなったが、少なくともひとつだけ良い点がある。
それは会社を出てから病院まで、一度も曲がることなく、まっすぐに行ける、ということである。

      「道選び 曲がりくねりつ 転びつつ」


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