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便りが無いのは悪い便り

便りが無いのは良い便り、という言葉がある。
英語のNo news is good news.の翻訳だとも言われているらしいが、たいていの場合はその通りだし、また、便りを心待ちにしている者にとっては慰めやあきらめにもなる中々の名言だ。

思い返せば、ボクなども郷里の親に平気で5年や6年くらいは連絡することも無かったし、だからと云って親たちからも心配して連絡がある訳でもなかった。

たまに、思い出したように電話などすると、何かあったのか、と逆に親に心配させるような始末で、特にボクなどは用件が無ければ連絡することも無いのを知っている親は、また資金繰りのお金を貸して欲しい、との電話だと真っ先に思うに違いなかった。
まさに、便りが無いのは良い便り、の典型例である。

散々な迷惑を掛け、親不孝を重ね甘えさせてくれた、その父親も亡くなってすでに久しい。
98歳になる母親は弟夫婦が面倒を看てくれていて現在は施設で過ごしているが、普段ボクたちのことが頭を去来することも恐らく無い状態で、それはそれで元気で平和な日々を送っている。

弟からたまに電話が掛かって来ると、もしかして母親が!と勘違いしてしまう。
だから弟からの便りも無い方が良いというのが正直なところだ。
どうやら世の中は、便りが無いのは良い便り、であるようだ。

先日、大学時代の友人のO君から、忘年会か新年会をやろうとのメールがあった。
年に2回ほど親しい大学時代の友人たち8人ほどが集まって酒を酌み交わすのだが、Oは幹事役を務めてくれていて、スケジュール調整やお店の予約などの面倒を小まめに見てくれている。

現役組は2人しかいないから、みんな暇を持て余しているのだろうと思うと大間違いのようで、やれ法事だ、会合だ、旅行だ、病院だ、孫の世話だなどと、それぞれ結構忙しい様子で、Oも毎回、日程の段取りに手間取っている様子だ。

それに、俺は馬刺しが食いたいと言う者もいれば、いやドジョウ鍋が良いと言う者もいる。
同じ鍋ならフグにしようよ、と云い出せば、鴨鍋だ、牡丹鍋だ、蕎麦だ、中華だ、懐石料理だと賑やかだ。
そして最後は幹事役のOが今回はコレと決断を下すことになる。

しばらくして、Oからまたメールが届いた。
その内容は
I君から一向に返事が無いので電話してみると、奥さんが出て
「心臓の近くに二つの大動脈瘤が見つかり先月、先々月と2回、開胸しての大手術を行った。手術は成功したが、しびれ等の後遺症があり、退院はまだ決まっていない。面会は出来る状態なので、来ていただければ本人は喜ぶことでしょう」
とのことで、Oは来週見舞いに行くつもりだ、と記し、最後に
「この歳では、便りの無いのは悪い知らせだね」
と結んでいた。

かく言うOもつい最近、心房細動で危ない思いをしたばかりだったし、SもYもこれまでに脳梗塞で倒れて二人とも九死に一生を得ている。
そしてUも現在、体調が優れずにいるとの話である。

直近のOからの知らせでは
「Iの見舞いに病院に行ったが、左足がしびれで自由に動かせずリハビリに励むことになりそうだ。1月中旬に決まった新年会に出るようにと励ましたが、本人はもし参加できるようであれば鰻が良い、とほざくので、新年会はIとUの体調回復を図り、栄養価の高い鰻にします。以上報告まで」
とあった。

「美味きもの 食いたし呑みたし 控えたし」


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「孤独」
今さらいうまでもありませんが、人は歴史の流れの中で、それぞれかけがえのない位置に立たされています。

それぞれはそのかけがえのない位置で、それぞれがおかれている時代から挑戰され、それぞれの立つ固有な位置が迫る独自の難題に対して答えてゆく、という「孤独きわまりない課題」を与えられています。

歳深まれば、かつての知友は、一人去り、一人倒れて、孤独はいやがうえにも高まります。

信仰の祖と言われるアブラハムが、
「あなたは国を出て、親族に別れ、父の家を離れ、わたし(神)が示す地に行きなさい。わたし(神)はあなたを大いなる国民とし、あなたを祝福し、あなたの名を大きくしよう。あなたは祝福の基となるであろう。あなたを祝福する者をわたし(神)は祝福し、あなたをのろう者をわたし(神)はのろう。地のすべてのやからは、あなたによって祝福される」
という神の言葉を聞いた時、アブラムは七十五歳でした。

小田さまと同い年ですね。

アブラハムは、「行く処を知らずに出て行った」と注釈されています。

そのアブラハムが、九十歳の時に「わたしの前に完全でありなさい」と言われています。

小田さまも、アブラハムと同じような人生になるのでは、と思っております。
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