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嫁さん元気が一番だ

知り合いのMさんが訪ねて来られて久しぶりに食事を共にした。

ボクの知り合いの中でMさんほど元気で何事にも前向きで積極的な人を知らない。
Mさんは今年65歳になるが、恐ろしいほどに純粋で真っ直ぐな、まるで健康的な若者のような人である。

彼は大手新聞社から、系列グループのテレビ局に出向し、20年ほど前に、ボクたちはそこで知り合った。
その後、関連企業の要職に就くなどした後、本社に戻り、今年、任期満了を迎えた。

世の中の新しい動きには、とにかく敏感で、常に貪欲に新情報を得る努力をしているように見えた。
こういう事ができるのではないか、ああいう事もできるのではないか、といつも可能性を追い求めてもいた。

ボクとは1年に何度か食事をする程度の間柄ではあったが、お互いに気を許して、いつも本音で話すことが出来たので、仕事関係というよりも友人関係だと思っての付き合いだった。

そんな訳で、Mさんの苦労した時代も少しは知っていて、慰めたり励ましたりしたこともあった。
今年の春、いよいよサラリーマンの生活にも別れを告げることになりそうだ、との話をMさんから聞いた時から、あれほど意欲的な人から仕事が無くなるとどうなるのだろう、と心配していた。

実は、何年か前から、Mさんはシナリオ作家を志して、本格的に勉強をしていた。
そして、すでに何本かのシナリオも実際に仕上げて、コンクールでの入賞を目指したいと考えているのだとも聞いていた。

単なる趣味ではなく、本気でプロの作家を目指すあたりは、いかにもMさんらしくて好感を持てたが、60歳を過ぎてからの新人デビューは現実的にはなかなかに難しいチャレンジであるに違いなかった。

「いやあ、お久しぶりです」という底抜けに明るい声と元気な笑顔はいつもとちっとも変らないMさんだった。
「2日前にやっと会社を立ち上げましが、書類が結構大変でね、株式会社にしましたよ、やっぱり会社は株式会社でないとダメですからね」と矢継ぎ早だ。

彼は脚本家を目指す傍ら、これまでの広い人脈を生かして、クライアントや代理店などとボクたちのような制作会社をコーディネートする営業活動のための拠点として会社を設立した、と語った。
ボクの方もそういうこともあろうかと、妻と、日頃信頼している企画営業担当の取締役を同伴していた。
早速、具体的な企画等々の話になり、いくつかの計画を提案する運びとなった。
またひとつ楽しみが増えた。

「ところで奥様はお元気ですか?」と妻はMさんに声を掛けた。
「ええ、元気にしてますよ」と彼は満面の笑みを浮かべた。

Mさんはまだ新婚さんなのである。
3年ほど前、彼が62歳の時に再婚し、ボクたち夫婦も披露宴のパーティーに招待を受け出席させて頂いた。

「その後も週末婚を続けていらっしゃるのですか」と妻。
「ええ、快適ですよ」とどこまでも明るい。

Mさん夫妻はそれぞれの住まいとは別に、都心にマンションの一室を借りて、週末だけそこで一緒に過ごす生活を続けているようだ。
「妻は現在、通販雑誌の編集長を務めていますが、将来は私の会社を手伝って貰おうと思っています。妻が元気なのは有難いことですよ」
前の奥さんは重い病を患い永い闘病生活の末に死別されたが、今も年に2度の墓参りを欠かさないとMさんは言う。

ところで、妻から「人生って何?」と聞かれれば「楽しむこと」と答え、「愛って何?」との問いには、迷いなく「一緒にいること」とボクは答えて来たが、Mさんのような愛の形もあるのだろう。

いずれにしても、愛する人からの優しさや思い遣りが、愛する者を勇気づけ、無限の生きるエネルギーを与えてくれることは間違いのないことだ。
そのためにも、大切な嫁さんが元気でいてくれることが一番なのである。
いやいや、そうではない。
本当は、嫁さんが元気でいられるように愛することが一番なのだ。

   「あら不思議 すべてが表 そして裏」


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