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入社式と新入社員の決意表明

例年よりも早い桜の開花で、花も散り終えた4月2日、今年もまた新入社員を迎えての入社式を行った。
男性2名、女性1名が新しいスタッフとして会社に加わることになる。

入社式を行うようにしたのは10年ほど前からのことである。
それまでは、形式ばったことが嫌いでやらなかったのだったが、考えを改めた。

初めて出社するこの日は、新入社員たちにとっては一生に一度の記念すべき日である。
大いなる希望や期待、それに多少の不安を抱き、それなりの固い決意や特別の感慨もあるだろう。
そして、同時にボクたちには、そんな彼らの気持ちをしっかりと受け止めて、責任を持って受け入れる覚悟と意志があることを示す義務がある。
入社式を単なる形式的儀式に終わらせるか、意味ある儀式にするかはボクたちの入社式に臨む姿勢次第であることに気付いたからである。

入社式ではボクは毎年同じ話をしている。
それは、この日の新鮮な気持ちを忘れないで欲しい、ということである。

出来るだけ長く共に仕事をして行って欲しいし、成長し、大成して貰いたいと願う。
しかし、その過程で必ず迷いや不安や大小さまざまな困難の壁にぶち当たる。
それは誰もが必ず体験する通過儀礼のようなものだ。
そんな時、この初出社した時の初心を思い出し、乗り切って欲しいと願う。

オルタスジャパンの社名であるオルタスとはラテン語で、出発、始まりの意味である。
始めることは易しいが継続は困難である。
そしてその道程は気が遠くなるほどに長いのだ。
各取締役たちも、それぞれの思いや期待を新人たちに熱く語りかけた。

実は、今年入社した3名の新入社員には、入社前に、すでに大きな役割を果たして貰っていた。
今年の3月7日でわが社は設立30周年を迎え、ホテルニューオータニで「オルタスジャパン30周年感謝の集い」のパーティーを催した。

各テレビ局を初めとしてお世話になっている多くの方々をお招きし、感謝の気持ちを伝えさせて頂いた。
その際に、3名の新入社員たちにそれぞれの抱負と決意を集まっていただいたみなさんの前で披露して貰った。
少し長くなるが、その挨拶を紹介したい。

0君の決意
『私の決意は、情報と人を繋げる仲介役となれるようなプロデューサーになることです。
情報過多の現代で情報が必要な人に届いていないと感じているからです。
必要な情報を既存メディアだけでなく、SNSといった新しいツールを活用して、必要な人に届ける。
人々に社会問題について考えてもらえるような作品、心に刺さるような作品に携わりたいです。
プロデューサーになると決めた理由は、作品全体を統括し、より作品の根幹に触れられると考え決めました。
1日でもはやく貢献できるように日々精進して行く所存です。
ご指導ご鞭撻の程よろしくお願い致します』

Iさんの決意 
『好奇心と恐れ − 4月が近づくにつれ、ドキュメンタリーを制作することの意味を考えると不安が募ります。
オルタスジャパンが設立されて30年、その歴史の中に感じたのは人への真摯な接し方でした。
会社の姿勢を聞くにつれ、カメラを人に向けることに大きな責任を持っているように感じ、その誠実さに心を打たれました。
オルタスジャパンの手掛ける番組ひとつひとつに、人々の地道な努力を感じることが多く、そのような番組に関わりたいと思いました。
現在、情報は手に入れることも、発信することも容易になっています。
その自由さと同時に、嘘や悪意との区別がつかないまま混沌さは増しています。
自分が何を伝えたいかで、人や情報を作用するのではなく、ドキュメンタリーの持つ真実をいかに加工せずに伝えられるかを真摯に考えていきたいと思っています』

M君の決意
『僕は関西出身で、根っからのテレビっ子として育ちました。
そして今までずっとバラエティ番組を作りたいと思って生きてきました。
しかし今、僕はこの場にいます。
それはこの会社とドキュメンタリーを制作することに心を惹かれたからに他ありません。
ドキュメンタリーにはバラエティでは味わえない感動や喜びがあると思っています。
ただ、ドキュメンタリーでも僕は人に笑ってほしいと思っています。
ドキュメンタリーで人を笑わせたいのです。
そのために何をすればいいか、この会社で学べたらと思っています。
全くの未熟者ですがこれからどうぞよろしくお願い致します』

昔も今も、ドキュメンタリーに興味を持ち、ドキュメンタリーを制作したいと志す人たちは少数派である。
さらに若者たちのテレビ離れが日常化し、テレビ番組の制作そのものに関心を持つ若者たちも予想以上に減少している。
そんな中で、ドキュメンタリーの制作に夢を託そうという若者たちの存在は実に貴重だし、頼もしく嬉しいことである。

すでに従事し、懸命にがんばっている多くのスタッフたちは勿論の事、新しく仲間に加わる新人たちの今後の活躍に大きな期待を寄せている。

一週間の研修を終えると、新入社員たちは各番組に配属され、いよいよ、制作の実践的な仕事に取り組む。
そこは喜びや楽しみや、そして苦しみ、悔しさなどが待ち構えている、とても魅力に満ちた世界である。

   「若者の 迷い惑いつ 春を生く」




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