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母親ディレクターたちの職場復帰

昨年ボクたちの会社はベビーラッシュに沸いた。

現役で働いていた女性ディレクター3人が出産し、男性社員に二人目の子どもが誕生した。
もうひとり、計画出産を目指して、わが社を辞めて、仕事量を減らしながらわが社の仕事をしてくれていた女性ディレクターもつい最近出産した。

少子化が深刻な問題となっている昨今、身近で出産が続くことは目出度いことではある。
しかし、一方で、会社の立場で考えると、女性スタッフの出産によって有能な働き手をある意味失うことになるのは正直痛手でもある。

長い眼で見ると、子供が高校生くらいの年齢にまで成長すれば、親の手は離れるので、出産から15~6年の期間を過ぎれば、また元の通りに現場復帰できる訳だが、それまでの間は大なり小なりの制限勤務となるのでディレクターとして他のスタッフと同じように番組制作をすることは現実的には難しい。

特に、幼い赤子を抱えての身では、一週間とか二週間もの長い期間は勿論のこと一晩だって、取材で家を空ける訳にはいかないし、制限の中での仕事しか出来ないという意味では、他のディレクターと同じ形での働きを期待できないのが実情だ。

この4月から、0歳児を抱えるそんな母親ディレクターたち2人が産休を終えて、職場に復帰することになった。

これまで、経理やデスクなどを担当している女性スタッフたちの制限勤務については十二分過ぎるほどの体験を積んできているので、その程合いは理解できているが、制作現場での復帰はこれが初めてのこととなる。

そういえば、かつて経理やデスクなど業務部に所属する4人の女性のうち3名がやはり同じ状況にあった時、会社の中に保育園もどきの設備を作り、保母さん代わりのおばさんを雇って面倒を見て貰ってはどうかと提案したことがあったが、当の母親たちに見事に却下されたことがある。

保育園に預けっ放しにするよりも、職住接近で、いつでも好きな時に子供の顔も見られるし、授乳だってできるし、ボクは今でも、悪い考えだとは思えないのだが、母親たちにとっては安心して子供を託せる、しっかりした保育園でなければ心配らしかった。

もう少しうがった見方をするならば、それほどに、子育ては大変で、働いている間位は、子供の世話から解放されたいとの願いもあるのかもしれなかった。
ちなみに、その女性たちは全員、子供を育てながら現在も元気に職場で活躍している。

今回、復帰する母親ディレクターたちも、また、彼女たちを受け入れる会社共に、それぞれハンデを負い、仕事に当たることになる訳だが、この試みをボクは実はとても楽しみにしていることも事実だ。

彼女たちに続く若い女性スタッフも沢山いるだろうし、本当に本人たちと会社両方の関係が上手く保たれて、それが仕事的にも納得の行く形で運べれば、言う事は無い。
一見、会社にとってはリスキーにも見えるが、これをプラスにして行く方法は必ずある筈だ。

ボクは、今後もそういう母親たちを出来る限り応援するつもりでいるが、そのためにも、今回積極的に職場復帰を果たそうとしている2人の0歳児母親ディレクターたちが満足してモノを作って行ける環境と条件を整えて、復帰して良かったと本人たちも会社も喜べる結果を生み出さなければならないと、これはこれで、真剣に考えているところである。
 
  「二兎を追い 二兎を仕留める 復帰かな」


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