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都知事選挙の教えるもの

いつになく馬鹿騒ぎの都知事選挙が終わり、大方の予想通りの結果となった。

ボクの敬愛する友人である鳥越俊太郎さんは期待されたほどには票が伸びなかった。
野党連合の敗北でもあった訳だが、今回の結果は如実に現在の政治状況を表している。

野党の完敗の図は残念だが、鳥越さんの落選については、個人的にはホッと胸を撫で下ろしているのが正直な気持ちである。
彼は善良で、魑魅魍魎の巣食う魔界には相応しくない上等な人物である。

ジャーナリズムの世界で政界を監視し、問題点を指摘する彼本来の立ち位置に戻り、この体験を生かしてさらなる活躍を続けてもらいたいと心より望んでいる。

ところで、今回の選挙結果は、自民党公認の候補が敗れた訳だが、俯瞰で見れば自民党の内部統制の乱れがあっただけのことで、何のことはない、結局は自民党の勝利ということになる。
新知事になった小池百合子は安倍首相を支えるいわば安倍一家である。

ボクの知り合いで、もしも小池百合子が知事になったら、東京都から引っ越す、と語るほどに激しい人もいたが、さて本当に引っ越すのかどうか。
果たして日本に引っ越すべき地を見つけることができるのかどうか。

ボクは小池新都知事については、ほとんど知らないので、何の感情もないが、彼女が天皇を元首とする戦前の国体回帰を推し進めようとしている日本の最大右派勢力「日本会議」のメンバーであり、安倍首相をはじめとする現政権の主要グループの一員であること位は知っている。

やはり「日本会議」のメンバーで同じ志を持つ石原慎太郎に続いての右翼知事の誕生ということになる。
東京都知事は他の都道府県とは異なり、首都だけあってその扱う予算も膨大だが、とは云っても地方政治の範疇で国政とは異なるので、知事の国政への影響力はそれほど大きいとは思えない。

その点では誰が知事であっても同様だと高をくくってはいるのだが、問題なのは小池新知事ではなくて、そういった右翼思想を明らかにしている政治家を知事に押し上げている選挙民の意識の在りようである。

先に行われた参議院選挙でもそれは同様で、安倍政権が憲法改正を行い、強硬な軍事外交路線を選択し、民族主義を強め、天皇を元首とした戦前の天皇制国家を目指して民主主義を危うくしている政権であることを国民は承知の上で、それでも自民党を支持した。

この国民の在りようが深刻である。
というよりも、それが現在の日本国民の民意であることが恐ろしい。

自民党の中にも安倍政権に異を唱える反主流のリベラル派はすでにその姿を消した。
そして政府だけでなく国民の多数もタカ派に変貌している。

リベラル派はすでに少数派となってしまっている。
認めたくないが、それが日本の現実の姿だ。

世界各国でテロが多発し難民で溢れ、今や安全な国や安全な都市はなくなりつつある。
暴力が蔓延し、民族主義が高まり、さらに世界が暴力的になる。
この悪循環の中では、暴力は暴力で解決するとの力に頼る政治が当然のように行われる。

その根本は恐怖で、テロや外国の脅威から自国を守るために軍事力で防衛しようとする。
初めは専守防衛を唱えるが、恐怖は妄想を生み出し、過剰な防衛はやがて先制攻撃に移行する。
軍事力に頼る考えは軍拡を導き出し、常に一触即発の危険な国際状況となっている。
北朝鮮なども恐怖の表現として不必要な威嚇行為を繰り広げている。

日本もまさにその渦中にある。

大人も子供もポケモンの捕獲に夢中になっている様子だけ見ていれば、平和ボケとも映る。
しかし、一方で多くの人たちは現在の世界や日本の状況をかなり危険な時代と深刻に捉えているのだろう。

そして、その選択肢として民族主義、国家主義の安倍政権を支持している。
強権政治を推し進めている安倍政権を支持する多くの国民の民意がそこにあるのだろう。

日本だけではない世界的な負の連鎖の中でどういう選択が最も正しいのか。

少なくとも日本は現在のところ独裁国家ではない。
民主主義が正常に機能している国である。

そして、選挙で投票所にわざわざ足を運ぶ選挙民はそれぞれに、それなりの知識と見識を持って投票しているはずである。
その結果として恐らく適切な結果を生んでいると信じられている。
それが民意というものであり、その民意を認めるのが民主主義の原則である。

しかし、それでもこれはおかしいと考える時は異を唱えることができるのも民主主義である。

奪うことなく、そして奪われることなく、また富むこともなく、貧し過ぎることのない世をどのように実現するのか、これがぼくたちのテーマでなければならないと信じている。
刻一刻と本気で戦わなければならない時が近づいていることを感じている。

      「まあいいか のらりくらりも 終わりかな」


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