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娘の交通事故

10日ほど前に、娘が交通事故に遭い重傷を負った。
歩道を歩いている所に乗用車が突っ込んできて撥ねられた。

救急病院に担ぎ込まれ、集中治療室で一週間ほど治療を受けた。
幸いなことに一命は取り留めることはできたが、頭骸骨骨折と外傷性のくも膜下出血との診断だった。

くも膜下の出血が止まらなければ手術することになるとのことだったが、幸運にも手術は免れることができた。

脳外科医の説明によれば、多少の後遺症は残るが、10日ほどで退院することができる、とのことだった。
こんな重症で退院することが出来るのか、と思わず耳を疑った。

本人はまだ集中治療室のベッドで、色んな管を付けられて、痛い、痛いとうわ言のように唸っているのだ。

その後、一般病棟に移ったが、余り痛がるので、他の入院患者さんの迷惑になってはいけないと、個室に移った。
車に撥ねられて2メートルほど空中に浮きあがり頭から地面に落ちたとの説明を担当の警部補から聞かされていたが、不思議なことに頭骸骨骨折と外傷性のくも膜下出血以外には全身どこにも外傷は見られなかった。

ところが、頭の痛みもさることながら、下半身の痛みが殊に酷く、現在強い痛み止めの薬を服用している。
MRIで調べても原因が判明しないのだが、とに角痛みが酷いらしく、リハビリ治療を受けている。

ところで、日本のどの病院にも2週間以上の入院は出来る限り避けて、患者を早く退院させたいとの事情があるようだ。
というのも入院して2週間は高い診療報酬がつくが、2週間を過ぎると、段階的に引き下げられ、30日を過ぎると加算が無くなるという決まりがあるからだ。

だから病院としては、入院が2週間以上の患者は経営上、マイナスとなるので早く退院させたいというのが実情だ。

以前は、入院1日の単価に入院日数をかけて計算していたので、入院日数が増えるほど病院は儲かったのだが、医療費を削減したい国は、入院日数の短縮化のために、早く退院させた方が病院の利益になるとの政策を打ち出したのだった。

同じような話がある。
先日、ボクの知り合いの人の弟が肝臓がんの手術をして、一週間で追い出されたとの話を聞いた。
昔で云うと20針ほど、現在はホッチキスのようなもので手術痕を閉じるらしいが、傷痕も生々しく、退院直後、それが一部裂けたらしいのだが、粘着テープのようなものを張って済ませていると憤慨していた。

これを医療技術の進歩だと考えれば良いのか微妙だが、ボクにはお金のために人の命が軽く扱われているとしか思えない。

もっとも、国民健康保険制度も事実上破綻しているのが現状らしい。
国民の医療費は年間39兆円余。

平成28年度の国家予算の総額が96.7兆円だから、医療費の莫大さが分かるが、ボクたちが支払っている国民健康保険料が約19兆円、患者負担額が約5兆円。
結局、毎年15兆円の赤字となっている。

この赤字分は税金で賄っていることになる。
医療費を減じたいとの国の政策も分かるし、少々非人道的だが、経営のために入院患者を追い出したい病院の事情も分からない訳ではない。

娘のケースでも、病院の立場を知っている脳外科医としては、病院の方針に沿って、まだ集中治療室で苦しんでいる娘に対しても、家族にあらかじめ退院の期日を通告し、後は通院するようにとの判断を下したのだが、原因不明の痛みに足止めされている格好である。

娘はこの日曜日で入院2週間となるのだが、さて病院はどんな対応を迫ってくるのだろうか。

      「入院も 地獄の沙汰も 金次第」


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