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安倍政権と国家の寿命

先のブログ「安倍政権の本当の罪」でアベノミクスは事実上の失敗に終わったと書いた。

これまでの1年9ヶ月余、アベノミクスの放った矢は2本とも虚しく空を切った。
経済は政府の思惑通りには好転の気配を見せず、今回、消費税増税も見送らざるを得なかった。
そして、3本目の矢も放つことが出来そうにない。

ボクは経済には無知だが、アベノミクスの根幹は日本経済が成長することを前提としており、もともとその前提に無理があったようだ。
実際には過去20年間に日本の経済成長率が3%を上回ったことはなく、その潜在成長率が0.2%程度であるのに、それ以上の成長を前提としている所に無理がある。

すでに、この事実は明瞭で、安倍政権はアベノミクスの失敗を認め、新たな取り組みが求められているのが現実だ。
もはや政権維持のために、アベノミクスに拘っている余裕は無い筈である。
しかし残念ながら安倍政権にはその自覚はない。

そして一方、これまでアベノミクスは格差を生みだす役目だけは見事に果たした。
都市と地方、大企業と中小企業、高齢者と若年層などとの間で大きな格差が生じ、貧しい者と富める者との差が極端に広がっている。

格差の不安はボクなど素人でも以前から十分に予想していたことで、その恐れ通りの結果を生み出した。

それでは、今後どうすれば良いのかについては、到底ボクのような凡人に分かろう筈はない。
しかし、経済の成長が見込めないのだとすれば、今後の経済政策の考え方を大きく転換しなければならないことだけは分かる。
ボクたちの暮らしに於ける価値観や国の在り方を根本的に見直さざるを得ないのだろうと思われる。

結局のところ、日本は年老いたのだ。
国家として老化したことが一番の問題なのだろうと思う。
国家としての寿命が来ているのではないか。

その老化現象は顕著だ。
少子高齢化が進み、労働力が年々不足している。
一人の老人を一人の若者が面倒をみなければならないような時代が、すぐ目の前に来ている。

モノづくりの世界でも、その空洞化が問題になってから久しいが、企業のグローバル化で労働賃金の高い日本の製品は高くて世界に売れない。
アジア周辺の新興勢力の国々と対等に競争する力も衰えてしまい太刀打ちできなくなっている。
北朝鮮のことを馬鹿にして笑っているどころではないのだ。

景気対策の名目で過去に何度も繰り返してきた借金が1000兆円。
これをまともに返済する力など老いた日本には残されていない。

戦後、焦土から立ち上がり、高度経済成長を成し遂げ、アメリカのシンボルであったエンパイアーステーツビルまで買い取る勢いを見せた日本。

日本は経済的に世界一を誇るほどに栄え、一時はその頂点を極めた。
インフラ整備も整い、豊かな国家となった。

しかし、栄枯盛衰、盛者必滅の言葉は誠に真理で、栄えるものは必ず滅びる。
栄えぬよう、滅びぬようにひっそりと生きることが、本当は利口なのだが、資本主義は決してそんな生き方は許さない。
飽くなき営利の追求の末に、その誰もが必ず滅びるのだ。

華やかで勢いのある青春時代を謳歌した日本は、しかし、空白の20年という時を経て、今や老年期に入った。

戦後70年。
人間と同じように、国家にも年齢はあるのだろう。

国家や会社は人工のモノだが、それでもその実体は生身の生き物である。
成長期もあれば成熟期もある。
そして、やがてはその生命を終えることになる。

事実を分析し、それを理解することはさほど難しい事ではない。
しかし、それでは、どうすれば良いのかとの設問を解くのは困難なことである。

ボクたち自身は年老いて間もなく朽ち果てる。
しかし、ボクたちの子供や孫たちは、これから何十年も生き続け、さらにその子孫にこの世を引き継いでいかなければならない。

それをどういう世の中にしたいかを願うことは、決して贅沢なことではない。
少なくとも、ボクたちの負の遺産を子孫に負わせることだけはしたくない。

本当の豊かさとは何か、幸せとは何かを今ボクたちは気づき始め、分かりかけている。
年老いた日本がどのように生き延び、そして二たび生まれ変わり、姿を変えて再生することができるようにするかの知恵を絞る時代を迎えている。

それが、今この時代を生きるボクたちの最大の課題である。
政権を持つ者の個人的な野望に人々のささやかな平穏や希望やましてやその未来が踏みにじられることだけは、断じて許してはならないのだ。

   「まあ良いか 後は野となれ へたれ死に」


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