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女性の時代

この日曜日、散歩がてら歩いて新宿に行った。

暮れなずむ頃、西口にある京王デパートにたどり着き、妻は少し買い物をしたいというので、ボクの方は金魚売り場をのぞこうと屋上に向かった。
久し振りの屋上はすっかり様変わりしていて、以前まであった子供たちのための遊園地はなくなり何やら工事中の囲いで覆われている。

目当ての、鯉や金魚の売り場はビアガーデンに変貌し、おおぜいの人たちで賑わっていた。
期待を裏切られて、ボクは所在なくベンチに座り一服した。

見るでも見ないでもなくビールを楽しむ人たちの群れを眺めていて、気が付いたことがある。
それは、客のほとんどが若い女性たちで占められているということだった。

男の姿はまばらで、年配者は皆無だった。
2~3人、あるいは5~6人連れの女たちだけのグループが豪快にジョッキーを傾けている。
屋外という解放感なのだろうか、誰はばかることなく、高らかに笑い興じている。

ボクなど古い人間は、ビアガーデンといえば、中年の男性サラリーマンというイメージがあるのだが、日曜日の夕刻という条件があるにもせよ、時代は変わったなあ、との印象が深い。

女たちの嬌声を背にして、その場を立ち去ったのだったが、それにしても、女性たちのパワーは凄くなったものである。
わが社の長老のKさんに「女性が強いというのはどういう時代ですかね」と聞くと「それは日本が駄目になったということでしょう。見てごらんなさいよ、大企業の社長連中は、みんな腰が座らなくてオタオタしているじゃないですか」と即座に応えた。

ボクたちの会社でも、スタッフのおよそ半数近くが女性で、皆元気が良い。
最近、会社のすぐ近くに立ち食いのステーキ屋が出現したのだが、文字通り肉食系の女子スタッフたちは300グラムもある肉塊を見事に平らげに通っている。

立ち食いと云えば蕎麦と相場が決まっていたが、「俺たちのフレンチ」以来、洋食にも立ち食いが現れた。
ボクなどまだまだ立って食べることへの抵抗感があるし、女性がねぇ、とも思うが、そう云う考えは時代遅れのようである。

一方で女性蔑視も甚だしいと叱られそうな「女々しい」などという言葉があるが、近頃の女性には、この文字は当てはまりそうもない。
「男男しい」と文字を変えなければならないのかもしれない。
とにかく女性が元気である。

しかし、振り返ってみれば、もともと女性は逞しかった。
子供を産む能力を持っているのは女性だけだし、子を育て日常の暮らしに深く根をおろし生理で動くことができる女性の方が、理屈や社会性を根拠として行動する傾向のある男よりも、ドンと肝が据わっているのは当然のことかもしれない。

2週間ほど前に届いた仕事仲間である女性のドキュメンタリー制作者からのメールにそんな頼もしい女性のことが書かれていた。
少し長いが興味深い話が綴られている。

『「標的の村」というドキュメンタリーが昨年ありました。琉球放送で3年間撮ったやんばるにオスプレイが来るのに対する住民の反対の記録です。
このディレクターが局をやめてフリーになって辺野古を撮った「戦場ぬ止み」が昨日からポレポレで上映されるので行ったら、1時間前で既に立ち見も満杯で入れませんでしたが、別のチームが撮った「圧殺の海」という辺野古の現状を描いたのは見ました。
陸自が乗り込んで、道路にぎざぎざの鉄板を敷きつめたり、ゴムボートに乗って測量を止めようとする人を、鉄パイプで突き落としたりする映像が生々しく、やりきれない怒りを覚えます。
これらの映像の中で、私が目を離せなかったのは、普通のおばあたち。
ごく自然体で叫ぶでもなく、子どもたちのために、当たり前にノーと座り込むおばあと女性たちの姿でした。
理論でなく、堂々と「いかん」「許せん」と悠然と座っていて動じない。
3月4日満月の夜、沖縄では三シン(線)の日で辺野古の金網の前で、おじいやおばあが夜通し歌い踊ったと聞きました。
辺野古へ行ったのは1969年、パスポートで行ったきりで、いま辺野古でこのおばあたちに会いたい、撮りたいと血は騒げども、飛行機代すらないていたらく。わが身を恥じています。』

ところで、このほど、わが社では来年4月入社予定の新規採用試験を終え、3人の新卒者の採用内定を決めた。
男子1名、女子2名である。

どうしても自然に女性の人数が増えて行く傾向にある。
良いとか悪いとかの問題ではなく、これが現在の日本の形であるようだ。

現在わが社の取締役はボクを含めて7名。
女性は財務担当の常務取締役1名だけである。
そろそろ、骨太の制作現場あがりの女性取締役が経営陣に参画しても良い頃だと考えているのだが。

      「わが家にも いつもおわすは 山の神」


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