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新入社員参上す

4月1日。
桜いよいよ満開の中、今朝ほど、新入社員を迎えての入社式を行った。

今年の新規採用は3名。
この3月に大学を巣立ったばかりの若者たちである。

それに、中途採用の40歳が一名。
彼は、民放の地方局を辞めてわが社を志望してきた。

多くの場合、地方局では40歳ともなると、会社から管理職になることを求められ、ディレクターとして現場に出ることが出来なくなるケースが多い。
彼もそんなひとりであったらしく、プロダクションの制作現場で、番組制作を続ける道を選択した。

妻子を地方に残しての単身赴任である。
給料も局に居た頃の半分近くに大幅に減ることを承知で上京した。

孔子の「論語・為政」に「子曰く、吾十有五にして学に志す、三十にして立つ、四十にして惑わず………」とあるが、40歳というのは人生での惑いの年齢であるのかもしれない。

そういえばボクも43歳の時にテレビ局を辞してプロダクションを立ち上げた経験がある。
ボクの場合は、文字通り、時の流れに身をまかせで、それほどの大決心をしてのことではなかったが、彼の場合は、相当の覚悟の上での転身であったであろうことは想像できる。

入社式などという儀式を始めてから数年になる。
もともと、形式ばったことは性に合わなかったのだったが、それでも入社式を始めたのは、スタッフが増えて会社らしくなったこともある。

しかし何よりも、新鮮な気持ちで出社に臨む新入社員たちにとっては、もしかすると、これが一生に一度の大切な日であるかもしれないと思い当たったからだった。
そうだとすれば、多少格式ばっても、しっかりと新入社員たちを迎え入れる入社式は必要なことだと考えた。

これから彼等を待ち構えているであろう幾多の困難や、時には挫折の危機に陥るような時に、この日の新鮮な気持ちを思い起こし、それを乗り切ってもらいたいとの願いもある。
初心がこの儀式にある。

彼等を受け入れるボクたちにとっても、改めて初心に返るチャンスの時でもある。
この日、新入社員たちに、そんなことを語りかけながら、二十数年前にこの会社を興した頃の期待と不安に満ちた自分自身を思い出していた。

曲がりなりにも、何とかこれまで困難を乗り越えてこられたのは、その度に、設立時の、あの初心に立ち返ることが出来たからだと思っている。

新たにわが社に加わったフレッシュな若者たちへの期待は計り知れなく大きい。

   「忘れても 空気のように 初心あり」


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授業屋ラストラン
ついに最後の一年となりました。非常勤講師の2年目でラストランです。
二校掛け持ちをやめて、算数の研究指定校になった学校一本にしました。新人のつもりで初心に帰り、悔いなく過ごそうと思いました。
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