FC2ブログ
ホーム   »  テレビ  »  さて、今年はどのような一年に

さて、今年はどのような一年に

ずいぶん長い正月休みをいただいた。

会社の方は仕事始めの5日から出勤していたが、年明け早々、何かと慌ただしく、ブログの開始が遅くなってしまった。
身体もそうだが、頭の方もまだ正月ボケで正常に動き出そうとしてくれなくて戸惑っている。

それはそれとして、さて、今年はどんな年になるのだろうか。
先週、恒例の経済界の新年祝賀会が行われ、日本のトップ企業の経営者たちが集まったとのニュース報道を視た。
経団連のパーティーには安倍首相も出席し、経済の好循環に向けて、経営者たちに賃上げを要請した。

トヨタをはじめとする大企業の経営者たちは、景気は上向きだとの強気の見通しを語ったが、一方、中小企業の集まりでは、決して楽観的ではないとの見方が示されていた。

こういう大手経営者たちのいかにも景気を煽るような言動に接していつも思うことだが、彼等が語る経済の動向と庶民の経済的実態とが、乖離し過ぎていて、どうしても実体経済に結びつかないとの実感である。
安倍首相の賃上げ要請に対応出来るのは、一部大企業だけである。
中小零細企業はとてもついていくことは出来ない。

大企業に属している労働人口がいかほどの数なのか。
圧倒的多数を占めている中小弱小企業やそこで働く人々の存在がいつも置き去りになっているとの感を深めざるを得ないのである。

年金暮らしの老人たちを相手に仕事をしているボクの知り合いは「アベノミクス以来、間違いなく仕事量が減り苦しくなった」と嘆く。
年金暮らしの老人ばかりではなく、中小零細に属する人々と、一部大企業に属する人たちとの格差は益々広がっていることは間違いない。
アベノミクスの過渡的現象との説明では、すでに間に合わなくなっている。

一方、2020年のオリンピック開催に向けて、東京各地で都市開発が盛んに行われている。
国家の威信を賭けて街が変貌する。
いかにも、活気があり、景気が回復しているかのようにボクたちの目には映る。

「オリンピックまでは日本経済は大丈夫ですよ」と多くの人たちは語る。
しかし、その後はどうなるの、と尋ねると、「何とかなるのでしょ?」と途端に無責任な答えが返って来る。

たとえば、テレビの世界も、やはりオリンピックに向けて、4K、あるいは8K放送に急速に向かおうとしている。
現在は2Kで放送されているので、これまでの4倍、8倍の高密度の映像が配信される。

つい最近、ようやくデジタルハイビジョン化がなされ、国民はその受像機をやっとのことで備えたが、今度はまた新たに4K、8Kの受像機を買うことになる。

技術革新は悪い事ではないし、より美しい映像を享受できることは素晴らしいことである。
しかし、ボクたちは、否応なく、これまでに経験したことのないスピードで、またまた、消費経済のるつぼの中に放り込まれ、喘ぐことになる。
これらの過程で、さらに格差は広がり、富める者と貧しい者が誕生して行く。

こういう仕組みはテレビ業界だけではなく、各ジャンルで行われて行くに違いない。
そういう意味では、今年は、国民全員が、いよいよ、日本が格差社会に本格的に突入していくことを実感する一年になると思う。
そして、一年ごとに、その仕組みが完成されていくのだろう。

そんな中でボクたちテレビ屋は、何に拠り所を見つけて生きて行くべきか。
またもや、苦悩の一年が始まろうとしている。

   「空にして 嫌よ嫌よで モッソリと」


にほんブログ村 テレビブログ ドキュメンタリー番組へ にほんブログ村 テレビブログ プロデューサー・ディレクターへ 人気ブログランキングへ

ブログランキングに参加しています。クリックをお願いします。






関連記事
Comment
Trackback
Trackback URL
Comment Form
管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

馬鹿社長

Author:馬鹿社長
【小田昭太郎】
株式会社オルタスジャパン代表取締役

★ホームページ★

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR