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インターンシップの学生たち

お盆が明けた昨日から、インターンシップの学生たちが5名、わが社を訪れている。
これから2週間、午前10時から夕方6時まで、毎日、会社に学びに来る。

沖縄の高専から男子4名、東京の大学から女子1名である。
全員が大学で云えば、2年生に相当する年次の学生である。

ボクたちの会社では、ここ十年近く、この時期にインターンシップの学生たちを受け入れて来た。
わが社のリクルートに役立つ訳でもないし、それなりに手間もかかるのだが、ささやかながら、若い人たちの役に立てればと思っている次第である。

毎回、初日には必ず、彼等と昼食を共にすることと決めている。
わが社の若いスタッフたちもそれに適宜参加する。

昨年のインターンシップの学生も5人だったが、その全員がテレビ局に行きたい、とその就職希望を語っていた。
しかし、今年の学生たちは、そうは考えてはいないようだった。

沖縄の高専の4人のうち3人は、理工科系の大学に進学するつもりらしい。
高専卒の資格だけだと就職先が限られていると彼等は考えているようだった。

わが社には何を学びに来たのか、と問うと、テレビ番組がどのようにして作られるかを知るため、と答えたが、そのことと、就職とは全く関係が無いようだった。

あとひとりの東京の大学生の女性は、まだ進路は決めていないとのことだった。
それぞれの学生たちの進路に対する考え方は多様である。
昨年のように、全員の就職希望がマスコミだと、ボクたちの対応も、し易いのだが、今年のように全くバラバラだと、ボクたちの情報の提供の仕方も難しくなる。

「キミたち、どんな会社かと思って訪ねてきたら、あまり汚いので驚いただろう?」とボクは学生たちに聞いてみた。
「ハイ、びっくりしました」とひとりが大声で答えた。
それは、本当に心から出た感想で、ずっと思っていたことだったことがみんなに伝わり、全員がドッと大笑いした。

そばで笑っている、去年入社したわがスタッフに、「面接のときにも、そう思っただろう?」と改めて尋ねると「そう思いました」と彼も正直に答えて笑った。
「これが、テレビ番組を制作するプロダクションの平均的な姿ですよ」とボクは平然として云った。

とは言いながら、特にわが社は、雑然とし過ぎており、汚いとは自覚している。
しかし、一方で、テレビドキュメンタリーはこういう猥雑な環境でなければ作れないのだとも本気で考えている。
地べたにへばりつき、地べたから世の中を視ることを忘れたらボクたちの仕事は成り立たない。

孔子ではないが、清水には魚棲まず、である。
ボクたちは猥雑の中に身を置き、番組を作り続けなければならないのだ。

   「猥雑は ボクらの理想の 棲み家なり」


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