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75歳までの道のり

近ごろ、とみに身体が重く感じられる。
確かに、太り過ぎで、少しは努力しているつもりだが、85キロから体重がどうしても落ちない。

会社の玄関のエレベーターの前にある二段の階段が、何となく高く感じられるのが、いかにも情けない。
まだ70歳そこそこの鼻たれ小僧なのにと、自らを叱咤激励、馬鹿にしてみても、余り効き目がない。

先週、脚本家で作家の早坂暁先生が会社にお見えになられた。
「今日は企画をもってきました」とお元気である。
いっとき、体調を崩されて心配したのだが、すっかり持ち直された様子である。

ボクたちに息もつかせずに、企画の説明をされた後、「一年に7本づつ、10年間は続けて行きたいと考えています」とおっしゃる。
その企画の内容が実に面白いのである。
「もう少し練りますから、待っていて下さい」と、とにかく前向きで意欲に満ちておられる。

そう云えば、一年ほど前に早坂先生とお話しした際に、「老後は故郷に帰るつもりだ」とおっしゃっていた。
その時、すでに83歳になられていたので、先生の老後とはいつのことなのかと思っていたら、「東京オリンビックは騒々しいから、その時は故郷に帰るよ」とおっしゃっていた。

なるほど、早坂先生の老後は、90歳からなのだな、と思ったものである。
ところが、この日の企画のお話の経緯からすると、10年がかりの企画案だから、先生は少なくとも、あと10年、95歳まで現役でこの仕事をしようと考えておられるのだと分かった。

何と云うエネルギーであることか。
やはり、一流の才能とはこういうものだと思う。
創作の意欲が企画を産み出して止まないのだろう。

そして、これこそが本来の才能の実態だと、ボクは脳裏に刻みつけた。
とは言っても、真似をしようとして簡単にできるものではない。
ボクは目の前におられる天才に改めて見入ったのだった。

先生を交えて、若いスタッフたち十数人と食事をした。
ボクは、できるだけ若いスタッフにこういう早坂先生の才能に触れさせたいと常々願っているのだが、みんなはどのように受け止めてくれているのだろうか。

ボクの若い頃には先輩諸氏のそういった配慮に、その時は気がつかず、後になって、ああそうだったのだと分かったことも多い。

食事が終わった後、先生は「久し振りに遊びましょうか」とおっしゃった。
先生を囲んで徹夜の麻雀を打った。
そのタフさには驚かないではいられない。
先生とは一年振りの麻雀だった。

ボクはオルタスジャパンの設立30周年までは現役でやれればと考えている。
その時はすでに75歳になるので、それまでボクの生命力とひ弱な脳ミソが耐えられるかが課題である。
その道のりは遥か遠そうである。

しかし、早坂先生にお会いしていると、そんな甘っちょろいことを云っているのが恥ずかしくなってくる。
早坂先生の元気はボクの元気の源なのかもしれない。

      「長老と 寿命くらべ 生きくらべ」


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