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塩分と味覚と年齢

日毎に暑さが増し、太陽の熱射が容赦なく肌を刺して痛い。
今年の梅雨は雨が多かったので、公園の木々や街路樹だけは十分な水を含んで青々と元気が良い。
セミの声も一段と暑苦しい。

気象庁によれば、今年の夏の暑さは平年並みということらしいが、いよいよ、本格的な熱中症の季節がやってきた。

環境省の報告によると、21世紀末は、最高気温が30度を超える真夏日の年間日数が、現在よりも多い年で50日増えると予測され、熱中症による被害額だけでも数千億円は増加するだろうと計算されているらしい。
日本がまるで亜熱帯の国になるようだ。

もっとも、そんな遠い先の将来の心配をする必要もないが、歳をとってくると、暑さや寒さの感覚が鈍って来るので、熱中症に気をつけろとの警告を受けても、その防衛がなかなか難しくなってくる。

情けない話だが、年齢と共に、五感が鈍って来るのは致し方のないことである。
五感と云えば、3年ほど前から、急に右の耳の聴覚テストで高い音が聞き取れなくなった。
日常生活に全くの支障はないが、具体的な老化を突き付けられた格好である。

ところで、味覚も五感のひとつだが、不思議なことに、最近、味覚が妙に敏感になっている。
鈍くなるのと反対に、敏感になり過ぎるのも老化現象のひとつの形なのだろうかとさえ疑っている。

特に、塩分に敏感で、口にする多くの食べ物が塩辛く感じて仕方がない。
ハムやチーズやバターが、これほどまでに塩分の強い食品であることに、これまで全く気がついていなかった。
無塩バターが存在している意味が初めて理解できた。
食パンにもかなりの塩分があることを感じている。

子供の頃から、食事の最後には、いわしの目刺しのお茶漬でシメルという習慣があり、それが食事の一番の楽しみだったのだが、ここのところ、目刺しの塩分が余りにも強すぎて、食べるのをためらうことが多くなっている。

次第に耳が遠くなり、眼がかすみ、匂いも効かなくなり、暑さや寒さに鈍感になり、歩くのもおっくうで、他人の話や意見にも耳を貸さなくなり、物分かりが悪くなっていく、という通常の道筋をボクも当然のことながら日々歩んでいる訳だが、出来ることなら、現在、突然ボクを襲っている、食べ物が塩辛く感じるという、ある意味正常なこの感覚が、早く鈍ってくれないかと願っている。

何よりも、この世で一番楽しみにしている「いわしの目刺しでのお茶漬け」を、もう一度、美味しく食べたいと思うからである。
老化は悲しいことだが、感覚が鈍ることで得られる楽しさや美味しさも、またあるのかもしれないなどと、つまらぬことを考えている始末だ。

   「楽しさを 増すは老化の 醍醐味か」


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