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早坂暁さんと市原悦子さん

久し振りに作家で脚本家の早坂暁さんが会社にお見えになられた。
先生とお会いするのは、3月7日のオルタス設立記念日以来のことで、3カ月ぶりになる。

4月のお花見にお越しになれなかったので、貧血の心配もあり、健康の具合を気にしていたのだったが、お元気で何よりだった。
ボクも気になりながら、不安の方が大きくて連絡できないでいたのだった。
いくらお元気とは云っても84歳にもなられると心配の方が先に立ち、ついつい連絡するのが怖くなってしまうのである。

しかし、そんな心配などものかわ、とても精力的な企画提案をいくつかいただき、またもや、ボクに嬉しい宿題ができた。
ありがたいことだ。

すると、そこに女優の市原悦子さんが顔を出された。
早坂先生がいるというので、以前から先生とは知り合いの市原さんが立ち寄られたのだった。

市原悦子さんは、ご存知、「まんが日本昔ばなし」の語りや「家政婦は見た!」などでつとに有名だが、わが社では、いくつかの仕事でご一緒させていただいている。

そのひとつが、日本および世界文学の傑作選の朗読シリーズのCDの制作で、ユーキャンのヒット商品のひとつとなっている。
もうひとつは、この7月7日から放送が始まったラジオ番組の製作である。
花王株式会社が朝日新聞で連載している「暮らし百景」というコラムを市原悦子さんが朗読するというもので、TBSラジオ「大沢悠里のゆうゆうワイド」のコーナーで毎週月曜日の放送である。
わが社の初めてのラジオ番組製作となった。

市原さんは、春秋社から「やまんば」というタイトルの本を出版されている。
本当は「やまんば、懐剣を胸に、遊びをせんとや生まれけむ」というタイトルにしたかったが、長すぎるとスタッフから却下されたのだと、そのあとがきに記されている。

この本は、市原悦子さんと43人の方々の歓談集だが、その中に早坂暁さんとの対談が収められている。
早坂さんは対話の名手だから、これがまた面白い。

内容は多岐にわたっているが、早坂さんが実際に取材されたという四国のお遍路さんのお話が凄い。
6組の老年夫婦の遍路物語である。
それぞれの夫婦の在り様に深い人生を感じさせてくれるお話で、紹介したい誘惑に駆られるが内容は「やまんば」をぜひお読みいただきたい。

どうやら、お二人は久し振りの出会いらしく、話しているうちに、お遍路の話になり、6組の老夫婦のお話も、「やまんば」に掲載されている対談そのままの再現が目の前で繰り広げられたのであった。
活字では表現しきれない、早坂先生の独特の話芸に引き込まれ、ボクも内容はすでに本を読んで知っているのだが、まるで名人の落語のように、先生の魅力ある語り口の世界に思う存分浸ることができたのだった。
市原悦子さんもまるで初めて聞くかのように、へぇーっ!などと眼を丸くして驚いているのがいかにもで面白い光景だった。

新入社員たちを交え、会社の近くの早坂先生お気に入りのいつもの中華料理屋さんに場を移し、さらに話に花を咲かせた。
あっと気付くと、すでに深夜11時を過ぎている。

市原悦子さん78歳。
まるで少女のように初々しい。
チーフで顔を隠して可愛らしく笑う。
「心は若尾文子さんのような二枚目」というのが早坂さんの市原評である。

早坂暁さん84歳。
同席したスタッフの若者たちよりもお元気である。
眼はまだまだ先の将来を見ておられる。

お二人ともに、枯れるという気配を見せようとはなさらない。
何とも魅力あふれる素敵な巨人たちである。

      「光ってる 夜が更けても 燃えている」


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