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メシは食べたか?

消費税の増税から1ヶ月経ったが、果たしてその影響はどうか、とのテーマで各新聞もテレビも揃ってニュースのトップで取り上げていた。
そのニュース感覚は当然で、消費者としても気になるところである。

そして、どのマスコミもこぞって増税による際立った消費の落ち込みの無いことを強調していた。
デパートなどの売り上げも、雇用や所得環境が改善されていることもあり、店頭に客が戻り始めているようだとの論調の記事もあった。

また街のレストランでは、若者たちが、ちょっとばかりセレなブメニューを求めており、安いだけでなく、美味しいならば少し値段が高くてもそちらを選択する、などの光景を取り上げていた。

しかし、ボクはとても不思議な感覚に陥った。
口裏を合わせたような一連のニュース報道に共通するのは、比較的余裕のある庶民の暮らしぶりを強調している点である。
当然ながら、本当にそうなのだろうかとの疑問が残る。

ボクたちが、会社を設立して若いスタッフが会社に集まり始めた頃、ボクは彼らに「メシは食べたか?」とついつい尋ねたものである。
ほとんどボクの口癖のようになっていた。

その度に、若い衆は「はい、食べました」と怪訝そうに答えていたものだ。
そして、やがて、その怪訝そうな顔をする理由を知った。

若い連中にとって食事をすることは特別のことではなくて、ごくごく日常の当たり前のことだった。
それをわざわざ、メシを食べたか?と聞くボクの質問の意図が理解できなかったのだった。

ボクの若い頃はいつも飢えていた。
いつも腹を空かせていた。

学生時代は、親からの仕送りだけでは足りず、そうかと云って働いて稼ぐほど勤勉でもなかったので、いつも腹を空かせていたし、会社勤めしてからも、いつもピーピーしていた。

だから、メシを食うということは、大きなテーマのひとつだった。
その時の感覚が抜けきらず、豊かな時代の若者たちに同じような感覚で語りかけていたことを知ったのだった。

あれから20余年。
ふたたび、腹を空かせた若者たちが出現し始めているのではないかと感じている。

狂気に満ちたバブルの時代から、飽食の時代を経て、再び、節約の時代へと入った。
そして今、貧富の差が生まれ、貧しさに耐えなければならない時代にすでに突入している。
しかし、未だにボクたちは、経済的に豊かであるとの意識の残像の中にいるのではないか。

老人の人口に占める割合が年毎に増加し、年金だけに頼る生活者が圧倒的な数になる。
どう考えても、日本経済の先行きの見通しが立つとは思えない。

政府にとっては更なる増税が必要となる。
実際、今年暮れには、消費税を10%に更に増税することを決めようとしている。

今回の各マスコミの消費税増税の影響についての報道は、政府広報とも云える意図的報道だと感じる。
8%の増税の影響などたいしたことではありませんでしたよ、だから、これが10%になってもそれほど大変なことではないですよ、との政府の片棒をマスコミがこぞって担いでいるとしか思えないのである。

しかし、マスコミは真実を語るべきである。
ボクたちが経済的な貧しさに耐えなければならないことは避けようの無いことである。
また、その覚悟をすることが必要である。

ボクたちはいつの時代でも、豊かな生活を求めることに変わりはないが、これからは、その豊かさの意味や価値観の転換を図らなければならないことは必然である。
そんな生き方についての方針の議論を国民レベルで行うことが先決である。

憲法改正や原発の是非はその先の話であろうと思っている。

   「飽食を 捨てて美味しい 番組が」


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天皇制は即時廃止。
明治神宮・靖国神社は廃止。
皇居跡地に原子力施設建設。
休止中の原発は即稼働。
日本各地に原発を増設。
移民制は即時導入。
パチンコ屋パチスロ屋は税金減額。
独島、壱岐、対馬を韓国に返還。
尖閣及び沖縄の島々は中国に返還。
北方領土はロシアのもの。
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