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レビー小体型認知症

会社設立以来、ずっとわが社の保険の面倒を見てもらってきていたKさんが、とうとうリタイアすることになったとの知らせが入った。

Kさんは、ボクと同年の昭和18年生まれの老兵だった。
会社恒例のお花見と忘年会には、この25年間、一度も欠かすことなく出席いただいた。

今年のお花見の日にも、雷鳴轟く中を、わざわざ会社まで訪ねて来ていただいたが、体調が思わしくないとのことで、泣く泣くお花見会場まで足を延ばすことができなかった。
彼は、7~8年前からパーキンソン病を患っていたのだった。

この病は、身体が自分の意思どおりに動いてくれない病で、ソファーに座るにも苦労していたが、立つ時はもっと大変で、コーヒーカップも持ち上げるのもやっとで、手が震えていた。

その彼もいよいよ、歩くのも困難になって来たとのことで、仕事を続けることを断念せざるを得なくなったようである。
25年以上の付き合いの、いわば仲間のリタイアは残念なことである。

彼はアメリカの保険会社AIUの代理店をやっていた。
余談になるが、これまで、彼の保険のお陰で随分救われたことがある。

もともと、保険のお世話になるのは望ましいことではないのだが、一番助かったのは、スタッフが海外ロケでホテルの火事に巻き込まれた時のことだった。
東京のMXテレビの開局記念番組の制作中だったので、20年近くも前のことである。

これまで、このブログに何度か登場したことのある星野敏子さんと故・馬渕直城らがベトナムの田舎町で取材の際に、宿泊先のホテルが炎上し、星野敏子さんとカメラマンは無事だったが、馬渕直城と音声担当の技術者が熱い煙を多量に吸い込んだ。
特に馬渕は生死の境を彷徨う重症に陥った。
この時に、海外旅行傷害保険が役立った。

AIUはシンガポールから救急用のジェット機を飛ばして、ベトナムから馬渕をタイ・バンコクの中央病院まで運んでくれたのだった。
その際のジェット機のチャーター料は500万円だと聞いた。
馬渕は喉が焼けてケロイド状になったが、一命を取り留めることができたのだった。

25年間もプロダクションをやっていると注意していても色々と事件や事故は起きるので、本当にKさんにはお世話になったのだった。

Kさんはパーキンソン病で身体を活性化させるドーパミンが異常に不足するために、身体能力の低下を来して苦しんでおられるのだが、頭の方はしっかりしている。

先日、何気なくテレビを見ていたら、レビー小体型認知症なる病気があると放送していた。
なんでも3大認知症というのがあるのだそうだ。
アルツハイマー症、脳血管性認知症、それにレビー小体型認知症の3つであるらしい。

その中のひとつ、レビー小体型認知症は横浜市立大学名誉教授の小坂憲司さんが発見したもので、認知症の2割ほどがこのタイプだといわれ、近年注目されているそうである。
この認知症の症状はパーキンソン症状と同じように身体がこわばったり、動きが悪くなったりするそうである。
また、実在しない人物や動物が見えたり、睡眠中に突然暴れたりもするという。

何とも恐ろしいことである。
Kさんのように頭はしっかりしているのに、身体が動かなくなるのも実につらいことだが、認知症で脳のコントロールを喪失することもつらいことである。

いずれにしても、年齢を重ねると果てしなく様々な恐ろしいことが前途に待ち受けているようで、うっかりボケてはいられないようである。

   「注意して 済めば都の 病かな」


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