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日の丸飛行隊

毎日のテレビで、冬季オリンピックが賑やかに伝えられている。
たしかに、4年に一度のスポーツの祭典だから、それはそれで良いのだが、正直に云うと少し辟易してきたなあ、という感じもある。

とにかく、テレビの画面はガンバレ日本の合唱の声で溢れていて、勿論、ボクも人並みの日本人である以上は、日本選手を心から応援してはいるのだが、テレビであんまりその声が大き過ぎると、気持ちが引けてしまう。

選手以外の皆さんが、テレビ画面の中で、そんなにがんばらなくても、ボクたちはしっかりと見ていますよ、といった感じにもなる。

そんな中で、スキージャンプ男子団体で日本選手たちが銅メダルを獲ったと報じられた。
7回目のオリンピック出場を果たし、今回のラージヒルで見事銀メダルを手にした41歳の葛西紀明選手をリーダーに、清水、竹内、伊東選手たちががんばった。

これは1998年の長野オリンピック以来、実に16年振りの快挙で、特にリーダーの葛西選手にとっては因縁の悲願を果たしたようだ。

他の選手たちも難病を抱えていたり、またヒザの痛みをおしての出場であったりと、各選手それぞれに語り尽くせぬドラマがあり、銅メダルを獲ることができたことは本当に良かったと祝福できた。

しかし、朝8時から始まるフジテレビのワイドショー小倉智昭の「とくだね」の中で、彼らのことを「日の丸飛行隊」と称していたのが少し気になった。

とりたてるほどでもないが、思わず、太平洋戦争時の特攻隊を連想して違和感を覚えた。

続けて、そのすぐ後の「ノンストップ・タブロイド」でも同じように「日の丸飛行隊」と報じていた。
たまたま、その夜、同じチャンネルでオリンピック特集を放送していたが、やはり「日の丸飛行隊」を使用していた。

何だかひっかかる。
そして同時に時代の変化を感じる。

日の丸や君が代の是非が問われていた時代があった。
そして、それはそんなに遠い昔の話ではない。

その是非や賛否は別として、恐らく、「日の丸飛行隊」なる見出しは20年前にはテレビや新聞で使おうと発想するマスコミ人は存在しなかったのではないか。

特別に調べた訳でもないので、他のメディアやチャンネルで「日の丸飛行隊」の見出しが使われていたのかは分からない。
さすがにNHKで視た記憶はない。

フジテレビならでは、とも思うが、一日を通して各番組で使用するというのは、局の編成方針に基づくものであろうから、余程気に入ったのだろう。
いったい、何歳くらいの、どういった人が考え出した言葉なのだろうか。

少なくとも、ボクはその言葉に違和感を覚えた。

こんな小さな言葉づかいの積み重ねが、次第に世論を形作っていくのだろう。
そして、何年、何十年と経つうちに、それが動かし難い常識となり、ひとつの社会のコンセンサスとなり、それに基づく国家が形成されるのに違いない。
恐ろしいことであると思う。

   「日の丸と 君が代セットの 体育祭」


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