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老後を豊かに過ごすために

さる長老から貴重な忠告を受けた。

「老後を退屈しないで過ごすためには、酒を飲んだり、カラオケで歌ったり、麻雀をしたり、女遊びをしているだけではなくて、あなたも今から、それなりの準備をしておいた方がよいですよ」との厳しいお言葉である。

ボクが尊敬しているその長老によれば、美術館に行って名画や美術品を鑑賞し、オペラやクラシックをはじめとする様々なジャンルの演奏会や音楽会などに足を運び、歌舞伎や能・狂言などの日本の伝統芸能に触れ、またお映画や芝居を観るようにすることが大切だというのだ。

幸いなことに、東京には、音楽から絵画、芸能に至るまで世界中から一流の多様な文化が集まって来る。
こんなにも恵まれた環境の中に居て、それら貴重な文化に触れず、無駄に見過ごしているのは誠にもったいないことである、というのである。

云われてみれば、確かにそうかもしれない。
ボクはまだまだ、勝つだの負けるだの、得だ、損だと、うたかたの世事に溺れて生きているが、もう少し枯れて、人生の奥深さに思いを致すような境地になれば、恐らく普遍的な真実や美に魅力を見出せるのだろう。
そして、次第に目や耳が肥えて、鑑賞能力が高まり、理解が深まれば深まるほどに、その喜びも大きくなるのに違いない。

しかし、年老いてからでは、そういう世界に取りつこうとしてもすでに遅いのだ、と長老はおっしゃる。
こういう種類の文化には、慣れが必要だから、付け焼刃のいきなり、は効かないらしい。
まだまだ元気のある若いうちから、慣れ親しむ訓練をしなさい、ということらしい。

長老は「老後のために」と言われたが、老後とは実にあいまいな表現である。

一般的には、会社などの定年からが老後だとの考え方が通常のようである。
一般企業の定年は60歳だが、定年後も、年金の全額支給の65歳まで嘱託などの形で雇用する企業も増えたので、老後年齢も高くなってきた。

男性と女性では、老後の感覚が異なり、男性の多くは65歳から、一方、女性は70歳からを老後だと考えている人たちが多いようである。

ところで、長老の云われる老後とは、何歳からのことかを聞き忘れた。
70歳のボクに老後のために準備しなさい、と言われたということは、まだボクのことを老後だとは考えていない、ということらしい。
勿論、長老も、ご自身のことを老後だとは思っておられない。

実に、ありがたい事ではあるが、いつになればボクに安らかな老後が訪れるのかを考えると、恐ろしくもなる。

      「老人が 老後の夢を 語り合い」


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