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総理大臣の靖国参拝で思うこと

昨日は仕事始めで、会社近くの日枝神社へお祓いに出掛けたが、1月もすでに6日になると云うのに一般の参拝者が長い行列を作っていた。

ところで、昨年の暮れも押し迫った頃、安部総理が国民の意表を突く格好で、靖国神社の参拝を行った。
総理大臣の靖国参拝はボクたちの初詣とはいささか訳が違う。
当然のように中国、韓国が強く反発し、また、アメリカも失望したとの表現で、遺憾の意を表明した。

ボクは、日本の総理大臣が靖国神社に参拝することは、絶対にあってはならないことだと考えているが、その前提の上で云っておきたいことがある。

まずひとつは、安部総理が靖国参拝をすることは不思議でもなんでもないということである。
彼が靖国参拝を信念として望んでいたことは、もともと国民周知の事実である。特別に驚くべことではない。

総選挙で自民党が勝利すれば、安部政権が誕生することは国民全員が知っていて、安部政権を選択した。
その時点で、靖国参拝を国民の少なくとも半数以上が容認していたということである。

もっとあからさまに云えば、特定秘密保護法の成立も、それに続くであろう憲法改正も国民は是認しているということである。
世論の流れとしての、この事実が恐ろしいとボクは心底から思う。

現在の政権の考えている道筋は明らかである。
そして、最も危惧するのは、その道筋を国民の過半数以上が結果的に支持しているという事実である。

もうひとつの問題は、安部総理の靖国参拝に対するマスコミの反応である。

多くの論調は、戦没者の御霊を祀る靖国神社を参拝する総理大臣の心情に理解を示しながら、靖国参拝が問題なのは、中国や韓国、それにアメリカの反発が大きく、国際関係に重大な支障を来たすことにある、というものだった。

これは、主客転倒のとんでもない話である。
確かに、外交は重大なテーマだが、靖国参拝の問題の本質はそこではない。
問題の本質が総理大臣の靖国参拝にあることを意図的に隠そうとしているのではないかとさえ思える。

なぜ、総理大臣が靖国参拝をするべきではないのかをはっきりと示す責務がマスコミにはある。
第二次大戦中に、中国、朝鮮半島侵略のために靖国神社が果たした大きな役割を今こそ情報として知らせる役目がマスコミにはある筈である。

ボクはかつて、テレビ局在局中に靖国神社の戦争犯罪を伝える番組を作ったことがある。
これも、スパイ防止法案と並んでボクが制作現場に居られなくなった理由のひとつであった。

それは、つまり中国、韓国がどうして靖国参拝に反発するのかという本質論そのものである。
そしてこの本質はアメリカ政府の「失望」の意味とは大きく異なるものである。

もう一度、ボクたちは、ただ流されるだけではなく、自分たちがどういう国や社会で生きたいと望んでいるのかを立ち止まって考える必要があるのではないか。

安定した生活は大切である。
そして、長いものに巻かれなくては生き難いことも事実である。
しかし、少なくとも、言論の場に身を置く者は、弱小のボク自身も含めて責任ある情報の管理に心を砕く必要があるのではないかと思う。

今の世に、きな臭さを感じているのはボクだけではない筈である。

      「初春や 血圧計も 壊れそう」


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