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お墓の問題

つい先日、ボクの知り合いの嫁さん方の父親が72歳で亡くなった。
葬儀等々は何とか終えたのだが、本家の親族がその遺骨を故郷のお墓に入れる、入れないで揉めているのだという。

亡くなった父親は二男だった。
学校を出て以来故郷を離れ、永く東京で暮らしてきた。

宗教は浄土真宗だという。
浄土真宗と云えば、古くは東本願寺と西本願寺に分かれ、また近年もお家騒動で分裂しているややこしい宗教団体である。
そう云えば、かくいうボクの実家も浄土真宗である。

もとをただせば、本家を継いだ長男と、分家した二男とが仲が良ければお墓問題などは起こらないのだが、たとえ兄弟同士の仲は良くても、その連れ合いが居ると話はややこしくなったりするし、財産の相続問題などが絡んでくると益々複雑になる。

ボクの知り合いの場合は、葬儀の際のお坊さんから問題が始まったという。

お坊さんの法衣には格によって、緋色、紫などと何色にも分かれているらしいが、葬儀に来た本家は、分家が準備したお坊さんの法衣の色から判断し、格下の値段の安い僧侶を頼んだのが気に入らないとクレームを付けた。

日本の仏教は葬式仏教などと世間から悪口を云われるほどに、葬式の際にこの時とばかりに金儲けに走ることは周知である。
葬儀の際だけに使用されるという七条と呼ばれる金銀豪華できらびやかな袈裟などを見たら、浄土真宗を説いた親鸞上人はどのように評するのだろう。
一方、檀家の方もそんな葬式仏教の片棒を担ぐ必要もないのに見栄を張ってしまうようだ。

結婚式に力を入れる土地柄もあり、また葬儀を派手に行う土地柄もある。

確かに、参列した人たちに配慮を欠くような、余りにもケチケチした葬儀もたまに経験し、それも気まずいものだが、お坊さんを法衣の色で格付けするなど変な話である。

もうひとつ、いわゆる戒名も問題となったらしい。
浄土真宗では、法名と呼ぶらしいが、似たようなものである。

名前のつけ方によって値段が変わるのはつとに知られた話である。
本家の方はもっと高い値段の戒名にしろと主張したらしい。

結局はお金の問題になるようだが、それこそ家庭の事情もあるのだろう。

本家と分家の考え方が異なり、そんなことなら遺骨は本家の墓には入れない、ということになり、現在もまだ父親の遺骨は宙に浮いているらしい。

それもこれも、拝金主義の葬式仏教の在り方が根本にある。

ところで、ボクもまだお墓の準備をしていない。
妻には、海か山に捨てて欲しいと云っているが、そろそろ本気で考えないとならない。

      「高僧も お布施横目に 経唱え」


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