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早坂暁さんの故郷への想い

作家で脚本家の早坂暁さんがいつものようにニコニコしながら、会社に来られた。

夕刻6時から、麹町の都市センターホテルで愛媛県の郷土会があり、挨拶を頼まれているという。
まだ少し時間があるので立ち寄られたということだった。

「先生はご自分の故郷を愛していらっしゃいますね」と云うと「故郷は良いですよ。僕も最後は故郷に帰るつもりです」とおっしゃる。
「東京にオリンピックが来るまでには帰りますよ。あと7年ですね」

先生、凄い。
今年すでに84歳になっておられるから、90歳以上まで生きるつもりでおられる。

「松山の近くの北条という所に小さな港町があります。そこが良いですね。瀬戸内海の魚が良いですね。子供の頃に食べた味が一番です」
ボクも以前、先生に連れられてその港町を訪ねたことがある。

しかし、先生の口から故郷に帰りたいという言葉を聞くのはこれが初めてのことだった。

「先生は有名人だから、故郷に戻られると特に周囲の眼が大変でしよう。窮屈になりますよ」と云うと「それでも、瀬戸内が良いな。東京のような都会にいると、何事もキリがなくなりますからね。物を書くだけだったら別に東京に住んで居なくても不自由はないですからね」

さすがの先生も、近頃ではテレビ出演を含め、テレビ関係の仕事も頻繁ではなくなっている様子である。

「それと、やっぱり女は瀬戸内の女が良いからな」と真面目な顔でおっしゃる。
「瀬戸内の女はいつも潮風に当たっているから塩辛いですね。その塩辛さが良いですね」
「そんなもんですかねぇ」とボクは相槌を打つ。
「結局はおふくろにいきつきますね。おふくろのオッパイは塩辛かったなあ」

ボクも久し振りにいつもは忘れていたおふくろの若い頃の顔を思い描いていた。

何となく甘酸っぱい気持ちになった

そのおふくろも90歳を超えた。
しかし、ここ何年間も、おふくろに会っていないので、年老いてからの顔を知らなかったことに気付き、愕然とした。

   「おふくろに 会いに行こうか 年明けに」


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