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忘れられない風景~映画監督・蔵原惟二さんのこと④~

クラさんこと蔵原惟二さんとは、あと一度、映画の制作で本格的に動いたことがある。

ある日、フラリと会社を訪ねて来たクラさんは「昨日、モンゴルから帰って来たんですよ」と云う。
「オオカミの映画を作りたいと思っているんだけどね」

クラさんは、兄の映画監督である蔵原惟繕さんと共に1983年に公開された「南極物語」の製作に携わったことがある。
興行収入59億円を上げ大ヒットした「南極物語」は、もともとクラさんがフジテレビに持ち込んだ「タロとジロは生きていた」というテレビシリーズ企画が映画化されたものだった。

「南極物語」は今さら説明の必要もないが、南極地域観測隊の第一次越冬隊が、昭和基地にやむなく置き去りにした樺太犬のタロとジロに、一年後、隊員たちが再会するという感動的な実話を元にしておよそ3年余の年月をかけて制作された大作映画である。
兄の惟繕さんが監督したが、クラさんは制作で兄を支えた。
この時の原体験がクラさんにはあった。

「モンゴルにはオオカミがいるんだが、このオオカミと人間の交流を描くドラマチックな映画を撮りたいと思うんだ」

クラさんは少し照れながら、しかし熱っぽく映画への思いを語った。
そのために、わざわざ遠路モンゴルまで調査のために出かけていたと云うのだった。

クラさん、この時すでに遥か70歳を過ぎていた。

   「夢馳せる 老少年は モンゴルへ」


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