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ドキュメンタリー評論家

衛星放送の登場以来、チャンネルの数が増えて、新聞の裏表紙に掲載されている番組を紹介する、いわゆるラテ欄も掲載面積が足りない状態になっている。

もともとはラジオ番組の紹介のための番組案内欄として始まったのだが、今ではラジオの番組欄はここから追い出され、別面に掲載されるようになっている。
他に数多くのCS放送も行われているが、その番組案内を掲載できる紙面は新聞にはなさそうである。

ラジオ番組表と同様に、このラテ欄の紙面から追い出され消えて行った枠がある。
そのひとつが、番組批評のコラム枠だ。
放送をすでに終えた番組の批評枠である。

読売新聞などでは、当日の放送分の番組を紹介する「試写室」は残っているが、放送を終えた番組批評は無くなった。

かつては、その枠ではドキュメンタリー番組が取り上げられるケースが多く、日頃あまり日の当らないドキュメンタリーをこつこつと作り続けているドキュメンタリストたちの励みとなっていた。

そんなテレビ批評家のひとりに岡本博さんがおられた。
すでにお亡くなりになられたが、人情味あふれる優れた批評家だった。

番組を上手に作っているかどうかよりも、その制作者が伝えようとしたテーマをしっかりと見つめ直し、ある場合には、制作者が考えていたよりも深い所から論じてくれるので、岡本博さんの批評を読んで、改めて自分が伝えようとしていたテーマの本質を教えてもらえるようなことも多かった。

彼によって育てられたドキュメンタリストは多いと思う。

ボクも彼からの批評で、何度も自らの足りなさを恥入ったものである。

日常的なこういった枠が無くなることにより、優れた批評家もその数を減らしている。

あらたまった賞や視聴率とは別に、この種の日常的な優れた批評枠の復活こそテレビ文化にとって大切だと考えている。

   「テレビ屋を 育む陰の 主役あり」


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