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忘れられない風景~暴走族・東北連合⑤~

日が落ちて、すっかり暗くなった頃には、四輪車、二輪車合わせて7~80台が集まっただろうか。

若者たちはリーダーKさんの出発の合図を今や遅しとエンジンの音をうならせながら待ち構えていた。

ボクたち取材班もこれまでに、すべての取材を終え、後は彼等の暴走シーンの撮影を残すだけとなっていた。

この撮影のために日本テレビの車両部から2名のベテラン運転手を準備していた。
ひとりはワゴン車、ひとりは二輪車を転がす。

ワゴン車には荷台にしっかりとカメラを固定した。
運転手たちも、いつもと勝手の違う、暴走族の取材に張り切ってくれていた。

スピード違反はもとより、場合によっては信号無視もやむを得ない。
説明するボクに運転手たちは、そんなことは分かっているよ、とばかりに笑って対応してくれた。

準備は整い、リーダーの合図と共にいよいよ暴走が始まった。

静かな郡山の街に爆音が轟き渡る。

四輪車も二輪車も、ほとんどの車は改造車で、マフラーを切断したり、消音機を外したりしてわざと爆音を響かせる。
道路にスタンドの金具を接触させて火花を散らせたりもする。
蛇行運転はお手のものだった。
それぞれが、それぞれの思いを乗せて楽しんでいるように見えた。

3時間は走っただろうか。

不思議なことに、その間、警察とは一度も出会わなかった。
土曜日の決まった時間に彼等が暴走することを警察は黙認しているようだった。

走り終えた彼等は、駅前近くの建物の前で止まった。
そしてリーダーと何人かのメンバーが吸いこまれるようにその建物に入って行った。
どうやら、それはヤクザの事務所らしかった。

ボクも暴走族に混じって事務所に潜り込んだのだった。

「テレビ屋が 暴走族に 変身し」


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