FC2ブログ
ホーム   »  ドキュメンタリー  »  忘れられない風景~暴走族・東北連合②~

忘れられない風景~暴走族・東北連合②~

福島県郡山市を拠点とする東北連合は当時、東北地方では最も大きな暴走族のグループだった。

ボクはまず東北連合のリーダーのKさんに会った。

Kさんは、25歳になる痩身の優男だった。
スナックを経営し、若い妻と3歳になる男の子までいた。

20歳を過ぎた暴走族は珍しかった。
たいていは学校や社会に反発する十代の若者たちで、二十歳の大人になればグループを抜けて行くのが通常の形である。

ボク自身も当時はまだ30歳を少し過ぎた若造で、Kさんとは同世代というには少し歳は離れてはいたが、肌合いで通じ合うものがあり、すぐに意気投合した。
Kさんは、東北連合の密着取材をしたいとのボクの申し込みを快く受けてくれた。

ボクはKさんに紹介してもらった暴走族のメンバーたちが、なぜ暴走するのかについて取材した。

そのほとんどが、高校を中退し、働いている若者たちだった。
暴走族に加わった理由は、生い立ちや家庭環境を含めそれぞれ多種多様だった。

心情としては理解できる面も多々ある。
しかし、彼等が暴走族として街中を走りまわることを人に納得させる論理のようなものは一切持ち合わせていなかった。

若者特有の鬱屈の吐け口として暴走族は存在していた。

敢えて云えば、全員がとにかく車が好きであり、車やバイクを手軽に手に入れることのできる時代に生まれ、そこに道路が存在する、ということだった。

   「走るのに 理屈いらぬと 暴走し」


にほんブログ村 テレビブログ ドキュメンタリー番組へ にほんブログ村 テレビブログ プロデューサー・ディレクターへ 人気ブログランキングへ

ブログランキングに参加しています。クリックをお願いします。





関連記事
Comment
Trackback
Trackback URL
Comment Form
管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

馬鹿社長

Author:馬鹿社長
【小田昭太郎】
株式会社オルタスジャパン代表取締役

★ホームページ★

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR