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かつての節電騒ぎは何だったのか

蝉の鳴き声が次第に大きくなってきた。

今年は梅雨明けから異常気象が続き、猛暑に見舞われたり、集中豪雨の被害が出たりで、ボクたちの日常世界に大きな影響を及ぼしている。

思い起こせば、昨年、一昨年の今頃は、世の中には節電の二文字が飛び交っていた。
しかし、今年は節電の声はどこからも全く聞こえて来ない。

日本の電力需要の多くは火力発電で賄われているので、不足電力は火力で補えば良いだけの話だから、もともと大騒ぎをする必要など無かった訳である。
ただ、資源は輸入に頼っているので、コストの問題があり、出来るだけ原発を稼働させたいという各電力会社の経済上の理由はあった。

それに加えて、原子力の活用を推し進めたい原子力行政側が危機感を煽る大げさな宣伝活動を行い、原発が無ければ停電も余儀なしとする脅しを、国民に突き付けるためであったことは疑いの余地は無い。
それらのことを、今では国民の多くが知っている。

今年、節電の宣伝が行われないということは、つまり、今後、原発を更に推し進める上で、すでに障害がなくなったと政府自民党が判断し、安心している証拠だと思える。

実際に、今回の参議院選でも、原発は大きな争点とはならず、原発推進を掲げる自民党が圧勝したことでも、それはうかがえる。
自民党への批判票が半数を超えたとの事実もあるが、結果的にはこれが現在の国民の民意の現れである。

一方、東京電力福島原子力発電所は事故後の処理が満足に行えず、高濃度の放射能汚染水を事実上、2年間以上にわたり、海に垂れ流しているのが実態である。

確かに、今後の日本の電力をどう確保するかについては、知恵を絞る必要はある。
しかし、事故処理に何十年かかるかも分からない原発を捨てる勇気は必要だと思う。

その決断は、経済や安全保障上のいかなる問題よりも価値があると考えられるからである。

      「節電の 声も聞かれぬ 猛暑かな」


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