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お前の嫁はワシが決める③

被差別部落の人たちの他に、差別の対象となっていたのは、在日韓国朝鮮人の存在である。

町の中には、在日韓国朝鮮人がかたまって居住する一角もあり、そこは朝鮮人部落と呼ばれていた。
勿論、多くの在日韓国朝鮮人は散在もしていた。

彼等への具体的差別のひとつは「臭い」だった。

韓国朝鮮の食文化はキムチである。
そしてその基本となる調味料はトウガラシとニンニクである。

ニンニクは差別の対象で、実を云うとボクも東京に出てくるまで家でニンニクを口にする機会は無かった。

ニンニクは差別の対象である朝鮮人の食べ物で、日本人の食べる物ではないとの考えが家人にあったことに、後になって気付いたのだった。

家族でよく食事に出かけたが、韓国料理店に行ったことは一度だって無かったことにも今、気付く。
それほど徹底していた。

中学校時代に友達と殴り合いのケンカをした後、「あいつとケンカしたらあかんよ。あいつは朝鮮人だよ」とコッソリと忠告しにきた友達がいたことも、生々しく思い出す。

このブログのタイトル「にんにく劇場」の原点は、そんな差別への反発でもある。

祖母の「嫁はワシが決める」の背景には、家柄とこんな差別の意味があった。

ボクの今の妻は中国国籍の朝鮮族である。
言うまでも無くボクにとってはかけがえのない人である。

故郷の実家の母と兄弟姉妹に紹介しようとしたが、見事断られた。
実家の敷居を跨がせる訳にはいかないというのだった。

弟はデンワ越しに言った。
「兄貴は自分たちとは違う別の世界の人や。兄貴は兄貴の世界で勝手に生きてくれ」


      「故郷は 遠きにありて 苦きもの」

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