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忘れられない風景 ~カオイダン難民収容所の母と子⑦~

難民収容所の人たちは一様に食料不足に直面していた。

ボクたちは、国境の町アランヤプラテートで米や食料を仕入れ、毎日収容所に運んだが、これを配るのも結構大変な仕事で、僅かな量の食料を一万人を越す収容所の全員に配ることなど到底不可能な上に、不公平を生み出すし、人々の間に混乱を起こしかねなかった。
こっそりと配ったりもしたが、それも、いかにもコソコソした感じで悩んだものである。

それと、飢えた人たちの取材をしているボクたち取材者が、毎日、アランヤプラテートに戻り、十分な食事をしていることに罪悪感を感じない訳にもいかず、どうすれば良いのかをスタッフで話し合った。

ボクの出した結論はこうだった。

ボクたちは取材者であり、その使命はカンボジア難民の人たちが置かれている窮状を記録し、それを広く世に知ってもらうことである。
思いっきり食べ、元気をつけて、思いっきり取材しよう。
それが、ボクたちの役目だ。

詭弁とも言えるこんなへ理屈を弄し、取材を続けたのだった。


   「へ理屈で 心の重荷 軽くして」


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