Archive | 2013年12月
いよいよ今年が終わる。
一瞬のうちに過ぎ去った一年だった。
しかし、あえて思い返してみると、まずまず充実した一年間だったと思う。
仕事始めから3月の設立記念日、4月の新入社員の入社式とお花見、夏に行った来年度新規社員の採用試験、秋のスタッフ懇親会、11月末には決算報告書に従った納税を終え、12月の株主総会、忘年会とやるべき行事は滞りなく行った。
僅かだが単年度の黒字を計上でき、お陰さまで10年ぶりに一時金を支給できた。
大きな事故やトラブルもなく無事だった。
そしてこの一年間で何よりも心強く思えたのは、スタッフの意識が大きく成長したことである。
意識の成長とは奇妙な表現だが、会社全体としての一体感が生まれている。
連帯感が明らかに強まっている。
このことが本当に嬉しい。
間もなく新しい年を迎える。
また新たな気持ちで来る一年に臨もうとの勇気が湧き出てくる。
本日で、今年のブログ納めとさせていただく。
一年間、拙いブログにお付き合いいただき、申し訳なさと感謝の気持ちでいっぱいである。
また、来年。
新年は6日からスタートしたいと思っている。
みなさま、どうぞ良いお年をお迎え下さいますように。
「テレビっ子 こたつの中で 除夜詣で」

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一瞬のうちに過ぎ去った一年だった。
しかし、あえて思い返してみると、まずまず充実した一年間だったと思う。
仕事始めから3月の設立記念日、4月の新入社員の入社式とお花見、夏に行った来年度新規社員の採用試験、秋のスタッフ懇親会、11月末には決算報告書に従った納税を終え、12月の株主総会、忘年会とやるべき行事は滞りなく行った。
僅かだが単年度の黒字を計上でき、お陰さまで10年ぶりに一時金を支給できた。
大きな事故やトラブルもなく無事だった。
そしてこの一年間で何よりも心強く思えたのは、スタッフの意識が大きく成長したことである。
意識の成長とは奇妙な表現だが、会社全体としての一体感が生まれている。
連帯感が明らかに強まっている。
このことが本当に嬉しい。
間もなく新しい年を迎える。
また新たな気持ちで来る一年に臨もうとの勇気が湧き出てくる。
本日で、今年のブログ納めとさせていただく。
一年間、拙いブログにお付き合いいただき、申し訳なさと感謝の気持ちでいっぱいである。
また、来年。
新年は6日からスタートしたいと思っている。
みなさま、どうぞ良いお年をお迎え下さいますように。
「テレビっ子 こたつの中で 除夜詣で」



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年末だからといって特別に忙しくなる訳でもないのだが、それでも何となく気ぜわしくなる。
暮は27日が仕事納めなので、いつもの月よりも幾分短くなることは確かだ。
それに忘年会や大掃除などの行事の多いこともあるかもしれない。
それに加えて、年賀状書きがある。
ボクは毎年、かなりの枚数の年賀状を出すので、それはそれで一仕事で大変ではあるのだが、同時に、年末の大きな楽しみのひとつともなっている。
仕事関係は勿論多いのだけれど、古くからの付き合いの人たちも多く、中にはほとんど年賀状だけの付き合いの人たちも大勢いる。
そんな知り合いや友人に出す一年に一度の便りが年賀状で、いわば、この年賀状がその人たちとボクを繋ぐ唯一の糸となっている。
そして、それが虚礼かと云えばそんなことではなくて、親兄弟、親戚をはじめとして、久しく会うことのない友人たちとの意思の疎通は大切で、年賀状を通じて語りかけることは楽しいことである。
ただ、一枚一枚相手によって書くことの内容が異なるので時間がかかる。
以前は万年筆で書いていたのだが、どうしてもインクで汚れやすく、時間がかかるので、ここ2~3年はボールペンで済ませている。
すでに300枚以上は書き終えたが、まだ半分にも達していない。
この調子だと仕事納めまでに到底間に合いそうにもない。
近頃では、メールでの新年の挨拶が増え、年賀状の利用者が減少しているようだ。
でも、ボクは、今しばらくは年賀状の感触を楽しみたいと思っている。
「おめでとう 決まり文句は さておいて」

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暮は27日が仕事納めなので、いつもの月よりも幾分短くなることは確かだ。
それに忘年会や大掃除などの行事の多いこともあるかもしれない。
それに加えて、年賀状書きがある。
ボクは毎年、かなりの枚数の年賀状を出すので、それはそれで一仕事で大変ではあるのだが、同時に、年末の大きな楽しみのひとつともなっている。
仕事関係は勿論多いのだけれど、古くからの付き合いの人たちも多く、中にはほとんど年賀状だけの付き合いの人たちも大勢いる。
そんな知り合いや友人に出す一年に一度の便りが年賀状で、いわば、この年賀状がその人たちとボクを繋ぐ唯一の糸となっている。
そして、それが虚礼かと云えばそんなことではなくて、親兄弟、親戚をはじめとして、久しく会うことのない友人たちとの意思の疎通は大切で、年賀状を通じて語りかけることは楽しいことである。
ただ、一枚一枚相手によって書くことの内容が異なるので時間がかかる。
以前は万年筆で書いていたのだが、どうしてもインクで汚れやすく、時間がかかるので、ここ2~3年はボールペンで済ませている。
すでに300枚以上は書き終えたが、まだ半分にも達していない。
この調子だと仕事納めまでに到底間に合いそうにもない。
近頃では、メールでの新年の挨拶が増え、年賀状の利用者が減少しているようだ。
でも、ボクは、今しばらくは年賀状の感触を楽しみたいと思っている。
「おめでとう 決まり文句は さておいて」



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先週の金曜日、オルタス恒例の忘年会が賑やかに行われた。
二次会も明け方の5時頃まで延々と続いた。
知り合いの知り合いが参加されたりするので、毎年、ボクも初めてお目に掛る人たちもいるのだが、今年は不思議な若者たちが居た。
ひとりは、この忘年会のことをフェイスブックに書いた人が居て、その情報をもとに静岡県小田原市からわざわざやって来た青年だった。
名刺にはクリエイティブディレクターとあり、週に2日会社に出勤し、年収は400万だと云う。
結婚していて今年35歳になる。
赤坂の会社で開かれる忘年会ということに面白そうだと興味を持って来たのだが、とにかく楽しいと言って喜んでいる。
35歳にもなって呑気な男である。
以前に船井幸男さんの船井総研に10年間務めていたと云うが、いかにも、船井幸男さんの会社にいたのだろうと思える感じの若者だった。
ボクも楽しく話したが、ネット時代でなければ実現しない出会いで面白かった。
もうひとりは、立教大学放送研究会の二年生の女子大生だった。
どういう関係で参加しているのかの説明は受けたが忘れた。
大の大人たちに混じって堂々と話している。
こういう業界に興味を持っているのかどうかは分からない。
小田原市から来たという青年も、女子大生も、いずれも人懐っこくて物おじしない。
忘年会に何となくいるのではなくて、しっかりと自己紹介して参加している。
強引と云えばかなり強引。
相手の思惑などお構いなしに自己主張している。
確かに厚かましいかもしれないが、厚かましさは若者の特権のひとつだろう。
そして、両者共に明け方5時の二次会のお開きになるまで残っていた。
いずれにせよ、一期一会。
恐らく二度と会うことは無い人たちに違いない。
何十年来の知己との旧交を温め合うことも嬉しいことだが、ただ一瞬の、こうした出会いも楽しいものである。
どこの誰だか分からない人たちが参加してくる忘年会。
一年に一度のわが社の忘年会の面白さはここにあるのだと、ボクは密かに楽しんでいる。
「Going ごった煮鍋や テレビかな」

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二次会も明け方の5時頃まで延々と続いた。
知り合いの知り合いが参加されたりするので、毎年、ボクも初めてお目に掛る人たちもいるのだが、今年は不思議な若者たちが居た。
ひとりは、この忘年会のことをフェイスブックに書いた人が居て、その情報をもとに静岡県小田原市からわざわざやって来た青年だった。
名刺にはクリエイティブディレクターとあり、週に2日会社に出勤し、年収は400万だと云う。
結婚していて今年35歳になる。
赤坂の会社で開かれる忘年会ということに面白そうだと興味を持って来たのだが、とにかく楽しいと言って喜んでいる。
35歳にもなって呑気な男である。
以前に船井幸男さんの船井総研に10年間務めていたと云うが、いかにも、船井幸男さんの会社にいたのだろうと思える感じの若者だった。
ボクも楽しく話したが、ネット時代でなければ実現しない出会いで面白かった。
もうひとりは、立教大学放送研究会の二年生の女子大生だった。
どういう関係で参加しているのかの説明は受けたが忘れた。
大の大人たちに混じって堂々と話している。
こういう業界に興味を持っているのかどうかは分からない。
小田原市から来たという青年も、女子大生も、いずれも人懐っこくて物おじしない。
忘年会に何となくいるのではなくて、しっかりと自己紹介して参加している。
強引と云えばかなり強引。
相手の思惑などお構いなしに自己主張している。
確かに厚かましいかもしれないが、厚かましさは若者の特権のひとつだろう。
そして、両者共に明け方5時の二次会のお開きになるまで残っていた。
いずれにせよ、一期一会。
恐らく二度と会うことは無い人たちに違いない。
何十年来の知己との旧交を温め合うことも嬉しいことだが、ただ一瞬の、こうした出会いも楽しいものである。
どこの誰だか分からない人たちが参加してくる忘年会。
一年に一度のわが社の忘年会の面白さはここにあるのだと、ボクは密かに楽しんでいる。
「Going ごった煮鍋や テレビかな」



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今年もいよいよ押し詰まってきた。
本日は夕方から恒例の忘年会を開く予定になっている。
忘年会は会社設立以来欠かしたことはなく、4月に行うお花見と並んで、会社の大切な行事となっている。
80坪ほどの広さしかないオルタスジャパンの社内で百数十人の人たちが集まっての賑やかな集まりとなる。
普段、仕事で使っている机がテーブルに早変わりして、スタッフ手作りの各種の鍋物が用意される。
鮨やオードブルなどの食べ物をはじめ、各種アルコール類もふんだんに準備して、お客さんたちを迎える。
日頃お世話になっている仕事関係の方々を中心に、その知り合いの人たちや、またその知り合いと云う具合に異業種の方々と交流できるのが面白い。
結構な豪華景品の数々や賞金を巡っての恒例のビンゴゲームも盛り上がる。
二次会は会社の隣の韓国クラブを貸し切って夜中まで騒ぐ。
年に一度か二度、会社ぐるみで皆が日常を忘れて、馬鹿になって騒ぐという、とにかく理屈抜きの時間となる。
忘年会はわが社の大事なお祭りなのである。
この祭りにシラケタ者は敗北者となる。
スタッフにとっては、忘年会は現在の自分の気持ちを映す正直な鏡でもある。
乗る時は馬鹿乗りする。
一度参加いただいた方の中には、このオルタス忘年会を毎年の楽しみにしていただいている方々も多くいらっしゃる。
ありがたいことである。
どなたでも、どうぞご参加を。
6時スタート。
手ぶらでお気軽に。
本当に。
「忘年会 アレ!もう1年が 過ぎたのか」

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本日は夕方から恒例の忘年会を開く予定になっている。
忘年会は会社設立以来欠かしたことはなく、4月に行うお花見と並んで、会社の大切な行事となっている。
80坪ほどの広さしかないオルタスジャパンの社内で百数十人の人たちが集まっての賑やかな集まりとなる。
普段、仕事で使っている机がテーブルに早変わりして、スタッフ手作りの各種の鍋物が用意される。
鮨やオードブルなどの食べ物をはじめ、各種アルコール類もふんだんに準備して、お客さんたちを迎える。
日頃お世話になっている仕事関係の方々を中心に、その知り合いの人たちや、またその知り合いと云う具合に異業種の方々と交流できるのが面白い。
結構な豪華景品の数々や賞金を巡っての恒例のビンゴゲームも盛り上がる。
二次会は会社の隣の韓国クラブを貸し切って夜中まで騒ぐ。
年に一度か二度、会社ぐるみで皆が日常を忘れて、馬鹿になって騒ぐという、とにかく理屈抜きの時間となる。
忘年会はわが社の大事なお祭りなのである。
この祭りにシラケタ者は敗北者となる。
スタッフにとっては、忘年会は現在の自分の気持ちを映す正直な鏡でもある。
乗る時は馬鹿乗りする。
一度参加いただいた方の中には、このオルタス忘年会を毎年の楽しみにしていただいている方々も多くいらっしゃる。
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手ぶらでお気軽に。
本当に。
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先日、ゆりかもめに乗り、新橋から台場に行った。
夕陽を浴びた沿岸の建物が赤く染まって美しい。
ゆりかもめ号は静かな東京湾の中をまるで空中をかき分けるように横切っていく。
レールではなくて、コンクリートの路を、車輪ではなくてタイヤを履いた乗り物が走る。
電車というよりも軌道バスのような不思議な乗り物である。
今さらながらだが、ゆりかもめは、運転手の居ないコンピューター管制による無人の自動操縦で動いている。
今では、誰も特別に不思議とも思わなくなった、何でもない日常の風景だが、改めて見直してみると、かつてのSF映画のひとコマのようである。
人間の想像力は凄いと思うし、それを実現させて行く技術力の高さに驚いてしまう。
埋立地に新しく建てられていくビル群のひとつひとつを間近に見るにつけても、その建設に費やされた気の遠くなるほどのエネルギーに畏敬の念を抱かないではいられない。
ボクは何度となく接している筈の、ゆりかもめの車窓の風景を眺めながら、不思議な気持ちに陥っていた。
これほどの叡知に溢れる人間なのに、どうして破滅への道と分かりつつなお進もうとするのだろうか、などという素朴な疑問に包まれた。
宗教の争いもそうだし、戦争などの軍事紛争もそうである。
核開発や原発なども人間にとっていかに愚かな行為であり存在であるかは自明の筈である。
聡明な人間の想像力をもってすれば、すぐに結論が出るであろう事象に人はなぜ敢然と立ち向かうことができないのだろうか。
自分でも、いかにも子供のような幼い思いであるとは知りながらも考え込んでいた。
地球を含めて命あるものは遠い将来、必ず消滅する運命にあるが、自らの手でその命を縮めることはいかにも愚かである。
青臭いかもしれないが、それを人間の業と言ってしまうのでは、余りにも心残りが大き過ぎる。
「人類は やがて滅びて 消えゆくも」

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夕陽を浴びた沿岸の建物が赤く染まって美しい。
ゆりかもめ号は静かな東京湾の中をまるで空中をかき分けるように横切っていく。
レールではなくて、コンクリートの路を、車輪ではなくてタイヤを履いた乗り物が走る。
電車というよりも軌道バスのような不思議な乗り物である。
今さらながらだが、ゆりかもめは、運転手の居ないコンピューター管制による無人の自動操縦で動いている。
今では、誰も特別に不思議とも思わなくなった、何でもない日常の風景だが、改めて見直してみると、かつてのSF映画のひとコマのようである。
人間の想像力は凄いと思うし、それを実現させて行く技術力の高さに驚いてしまう。
埋立地に新しく建てられていくビル群のひとつひとつを間近に見るにつけても、その建設に費やされた気の遠くなるほどのエネルギーに畏敬の念を抱かないではいられない。
ボクは何度となく接している筈の、ゆりかもめの車窓の風景を眺めながら、不思議な気持ちに陥っていた。
これほどの叡知に溢れる人間なのに、どうして破滅への道と分かりつつなお進もうとするのだろうか、などという素朴な疑問に包まれた。
宗教の争いもそうだし、戦争などの軍事紛争もそうである。
核開発や原発なども人間にとっていかに愚かな行為であり存在であるかは自明の筈である。
聡明な人間の想像力をもってすれば、すぐに結論が出るであろう事象に人はなぜ敢然と立ち向かうことができないのだろうか。
自分でも、いかにも子供のような幼い思いであるとは知りながらも考え込んでいた。
地球を含めて命あるものは遠い将来、必ず消滅する運命にあるが、自らの手でその命を縮めることはいかにも愚かである。
青臭いかもしれないが、それを人間の業と言ってしまうのでは、余りにも心残りが大き過ぎる。
「人類は やがて滅びて 消えゆくも」



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ボクたち夫婦の住んでいるマンションの部屋は驚くほど簡素である。
二人とも裸同然で家を出て暮らし始めたこともあり、お互いの子供たちも既に独立しての二人暮らしということもある。
そして何よりボクが貧乏ということがある。
元来ボクは物を蒐集するなどの一切の趣味を持っていなかったし、装飾品などにも興味が無かった。
腕時計などの類の品も一切持たない。
何年前になるのだろうか。
今の妻と一緒になる前に、身の回りの品々を整理したことがあった。
書籍もすべて整理し、それまでの仕事関係の資料を処分した。
手元に残ったのは、衣類などは別として、小さな菓子箱ひとつに納まった。
それも子供の頃に祖父からもらった、どうという価値がある物でもないが、捨てるに捨てられない形見のようなものである。
無ければ無いで困らない物である。
いつから宿ったのか、浮草根性というか貧乏性というか、どこかにどっしりと根を生やそうとの考えが無く、根なし草で生きて来た。
だから、住居などにも全く関心がなかった。
身の回りに物が無ければ無いほど気持ちが良く、それを味気ないと感じたことは無い。
美術品は美術館に行けばあるし、立派な庭園も至る所にある。
貧しくても幸せでいられることが嬉しい。
適当に貧しくあることが気楽で幸せな人生を送るための秘訣であると確信している。
無理がなくて自然に生きられる。
しかし、これは単にボクのすでに身についた考えであるに過ぎない。
ボクの相方の考え方は微妙である。
それなりにブランド品などや豪華なマンションにも興味がありそうである。
今はボクの考えに沿った暮らしに甘んじているが、もしかすると少々我慢させているかなとも思う。
確かに、出来るだけ立派な家に住み、豊かな家具や調度品が揃い、価値ある美術品や絵画に囲まれた生活も素敵かもしれない。
そういう生活を目指すことで、磨かれて行く教養も当然あるだろうし、得る特別の喜びもあろうし、人間性も豊かに育まれるだろうと思う。
これはこれで、ひとつの生き方の選択である。
はてさて、人間の生き方の選択というものは本当に難しいものである。
「生き方は どこでどうして 決まるのか」

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二人とも裸同然で家を出て暮らし始めたこともあり、お互いの子供たちも既に独立しての二人暮らしということもある。
そして何よりボクが貧乏ということがある。
元来ボクは物を蒐集するなどの一切の趣味を持っていなかったし、装飾品などにも興味が無かった。
腕時計などの類の品も一切持たない。
何年前になるのだろうか。
今の妻と一緒になる前に、身の回りの品々を整理したことがあった。
書籍もすべて整理し、それまでの仕事関係の資料を処分した。
手元に残ったのは、衣類などは別として、小さな菓子箱ひとつに納まった。
それも子供の頃に祖父からもらった、どうという価値がある物でもないが、捨てるに捨てられない形見のようなものである。
無ければ無いで困らない物である。
いつから宿ったのか、浮草根性というか貧乏性というか、どこかにどっしりと根を生やそうとの考えが無く、根なし草で生きて来た。
だから、住居などにも全く関心がなかった。
身の回りに物が無ければ無いほど気持ちが良く、それを味気ないと感じたことは無い。
美術品は美術館に行けばあるし、立派な庭園も至る所にある。
貧しくても幸せでいられることが嬉しい。
適当に貧しくあることが気楽で幸せな人生を送るための秘訣であると確信している。
無理がなくて自然に生きられる。
しかし、これは単にボクのすでに身についた考えであるに過ぎない。
ボクの相方の考え方は微妙である。
それなりにブランド品などや豪華なマンションにも興味がありそうである。
今はボクの考えに沿った暮らしに甘んじているが、もしかすると少々我慢させているかなとも思う。
確かに、出来るだけ立派な家に住み、豊かな家具や調度品が揃い、価値ある美術品や絵画に囲まれた生活も素敵かもしれない。
そういう生活を目指すことで、磨かれて行く教養も当然あるだろうし、得る特別の喜びもあろうし、人間性も豊かに育まれるだろうと思う。
これはこれで、ひとつの生き方の選択である。
はてさて、人間の生き方の選択というものは本当に難しいものである。
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今年の4月に採用した新入社員は6名。彼等が入社してすでに8カ月になろうとしている。
それぞれ現在、担当している番組は異なるけれども、入社一年生としての仕事を平等に体験している。
彼等が入社して半年が経った頃、一度この6人についてブログに書いたことがある。
恐らく忙しくて誰も読んではいないと思うが、その頃はまさに全員横一線に並んでいて、誰が最初に抜け出すかは分からない状態だった。
抜け出すとの具体的な意味は、自分の企画を実現させるということである。
そのチャンスも全員が平等に持っていて、後は本人の努力と多少の運次第というところである。
自分の企画が採択されることが評価のすべてではないが、作り手としての大きな第一歩となる。
必ず、その企画を制作する際にスタッフとして参加出来るし、上手く行けば、たとえ未熟でもディレクターとしての役割を担うケースも無いわけではない。
ボクたちの仕事ではアシスタント時代が長ければ良いと云うものでもなく、出来るだけ早くディレクター体験を踏むことが大切である。
その意味でも、自分の企画が採択されることがディレクターへの一番の近道なのである。
嬉しいことに、今回、6人の中の一人が抜け出し、新入社員の横一線のバランスが崩れることとなった。
深田聖介23歳の企画がテレビ東京の「クロスロード」という番組で採用された。
わが社の最若手の當眞嗣朗プロデューサーが局と交渉し、新入社員の深田にディレクターさせることの許可を得た。
そして、入社15年になるディレクター申成晧がその手足となり深田の面倒をみることとなった。
申ディレクターは、これまでTBS系列で放送している「情熱大陸」をはじめNHKなどのドキュメンタリー番組をモノにしてきているわが社でも信頼できるディレクターのひとりである。
今回、彼は自らこの役割を買って出てくれた。
新入社員がいきなりディレクターの任に就くのはわが社では会社設立以来、これが二人目である。
こういった新入社員が登場してくることも嬉しい限りだが、彼等を支えようとする若手中堅スタッフの動きにも、強い手ごたえを感じる。
そしてまた同時に、他の新入社員たちの活躍を密かに、しかし大いに期待しているところである。
「新人は 抜きつ抜かれつ 定まらず」

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それぞれ現在、担当している番組は異なるけれども、入社一年生としての仕事を平等に体験している。
彼等が入社して半年が経った頃、一度この6人についてブログに書いたことがある。
恐らく忙しくて誰も読んではいないと思うが、その頃はまさに全員横一線に並んでいて、誰が最初に抜け出すかは分からない状態だった。
抜け出すとの具体的な意味は、自分の企画を実現させるということである。
そのチャンスも全員が平等に持っていて、後は本人の努力と多少の運次第というところである。
自分の企画が採択されることが評価のすべてではないが、作り手としての大きな第一歩となる。
必ず、その企画を制作する際にスタッフとして参加出来るし、上手く行けば、たとえ未熟でもディレクターとしての役割を担うケースも無いわけではない。
ボクたちの仕事ではアシスタント時代が長ければ良いと云うものでもなく、出来るだけ早くディレクター体験を踏むことが大切である。
その意味でも、自分の企画が採択されることがディレクターへの一番の近道なのである。
嬉しいことに、今回、6人の中の一人が抜け出し、新入社員の横一線のバランスが崩れることとなった。
深田聖介23歳の企画がテレビ東京の「クロスロード」という番組で採用された。
わが社の最若手の當眞嗣朗プロデューサーが局と交渉し、新入社員の深田にディレクターさせることの許可を得た。
そして、入社15年になるディレクター申成晧がその手足となり深田の面倒をみることとなった。
申ディレクターは、これまでTBS系列で放送している「情熱大陸」をはじめNHKなどのドキュメンタリー番組をモノにしてきているわが社でも信頼できるディレクターのひとりである。
今回、彼は自らこの役割を買って出てくれた。
新入社員がいきなりディレクターの任に就くのはわが社では会社設立以来、これが二人目である。
こういった新入社員が登場してくることも嬉しい限りだが、彼等を支えようとする若手中堅スタッフの動きにも、強い手ごたえを感じる。
そしてまた同時に、他の新入社員たちの活躍を密かに、しかし大いに期待しているところである。
「新人は 抜きつ抜かれつ 定まらず」



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昨日、獣医師である佐藤貴紀さんの結婚披露宴があり、乾杯の音頭をとらせていただいた。
佐藤貴紀さんは、若手の売れっ子の獣医師である。
病院を経営する傍ら、講演や原稿の依頼などが後を絶たず、大変多忙な毎日を送っておられる。
何年か前に初めて佐藤先生の名前を知った当初は、イケメン獣医師として人気を博していると聞いていたが、時が経つにつれて、どうして、どうして、人気の秘密は、実はそんな所にあったのではなくて、イケメンと同時に、その人柄や生き方にあることが分かって来た。
昨日の披露宴でも、そんな佐藤先生の人柄を印象づける出来ごとがあった。
実は、ボクたちの会社にペット番組にこだわり続ける女性スタッフがいて、ボクも彼女の情熱に負けて、この何年か、ペット番組の実現のためにかなりの時間と労力を費やして来た。
犬や猫を中心としてペットを飼っている人々は確かに多いのだが、しかし、産業としてのペット業界にイザ接してみると、なかなかペットのためにスポンサーになってテレビ番組を提供しようという企業が見つからなくてずっと苦戦を続けている。
それでも、BSチャンネルで一時間特番を制作したり、日本経済新聞社のインターネット放送・日経チャンネルで「ペットなんでも相談室」という15分番組を週一のレギュラーで放送するなどしてきた。
そのいずれの番組にも佐藤先生にキャスターとしてご登場いただいている。
佐藤先生の話は分かり易く、適確である。
何よりも、本当に動物たちのことが好きで、動物たちの命を大切にする気持ちが強い。
そんな情熱に裏打ちされているので、すべての話がそのままストレートに耳に入って来る。
決して器用な訳ではなく、とにかく、気持ちで生きている人物だ。
一方、新婦もなかなかの人である。
素朴で人柄の良さが即座に見てとれる、そんな魅力的な方で、お世辞ではなく、実にお似合いの夫婦である。
昨日の、結婚披露宴は佐藤貴紀先生の優しい人柄が伝わる良い披露宴だった。
最近では、新郎が最後に挨拶することが多くなったが、佐藤先生のその挨拶が良かった。
新婦や新婦の両親、それに自分の兄弟や両親に対する感謝の気持ち、今後の決意などを言葉にしようとするのだが、思いの方が強すぎて言葉がそれに追いつかない。
溢れる感情が言葉を迷わせ、詰まらせてしまう。
そして、言葉を失わせる。
演技ではないだけに、これが周囲の感動を呼ぶ。
佐藤先生の優しい人間性や、熱い思いが言葉を越えて、全ての人たちに伝わった。
ペットとは言え、動物の命を預かるだけに、その人間性への信頼が求められる職業だ。
「良い披露宴でしたね」と周りの人たちの口からついて出た。
なぜかボクも嬉しかった。
「親孝行 家族の絆 目撃す」

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病院を経営する傍ら、講演や原稿の依頼などが後を絶たず、大変多忙な毎日を送っておられる。
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昨日の披露宴でも、そんな佐藤先生の人柄を印象づける出来ごとがあった。
実は、ボクたちの会社にペット番組にこだわり続ける女性スタッフがいて、ボクも彼女の情熱に負けて、この何年か、ペット番組の実現のためにかなりの時間と労力を費やして来た。
犬や猫を中心としてペットを飼っている人々は確かに多いのだが、しかし、産業としてのペット業界にイザ接してみると、なかなかペットのためにスポンサーになってテレビ番組を提供しようという企業が見つからなくてずっと苦戦を続けている。
それでも、BSチャンネルで一時間特番を制作したり、日本経済新聞社のインターネット放送・日経チャンネルで「ペットなんでも相談室」という15分番組を週一のレギュラーで放送するなどしてきた。
そのいずれの番組にも佐藤先生にキャスターとしてご登場いただいている。
佐藤先生の話は分かり易く、適確である。
何よりも、本当に動物たちのことが好きで、動物たちの命を大切にする気持ちが強い。
そんな情熱に裏打ちされているので、すべての話がそのままストレートに耳に入って来る。
決して器用な訳ではなく、とにかく、気持ちで生きている人物だ。
一方、新婦もなかなかの人である。
素朴で人柄の良さが即座に見てとれる、そんな魅力的な方で、お世辞ではなく、実にお似合いの夫婦である。
昨日の、結婚披露宴は佐藤貴紀先生の優しい人柄が伝わる良い披露宴だった。
最近では、新郎が最後に挨拶することが多くなったが、佐藤先生のその挨拶が良かった。
新婦や新婦の両親、それに自分の兄弟や両親に対する感謝の気持ち、今後の決意などを言葉にしようとするのだが、思いの方が強すぎて言葉がそれに追いつかない。
溢れる感情が言葉を迷わせ、詰まらせてしまう。
そして、言葉を失わせる。
演技ではないだけに、これが周囲の感動を呼ぶ。
佐藤先生の優しい人間性や、熱い思いが言葉を越えて、全ての人たちに伝わった。
ペットとは言え、動物の命を預かるだけに、その人間性への信頼が求められる職業だ。
「良い披露宴でしたね」と周りの人たちの口からついて出た。
なぜかボクも嬉しかった。
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住まい近くの学習院小学校の垣根でさざんかの花が咲き誇っている。
「赤く咲いても冬の花」と寂しげに演歌でも歌われているが、いよいよ冬も本格的になってきた。
この季節、ボクたちの会社の株主総会がある。
9月決算なので、11月末にこの期の決算報告書を税務署に提出した。
そして明日、株主総会を開き、わが社の株主にその決算報告を行い承認してもらうという段取りである。
株主と云っても、ボクたちの会社の場合、外部の人間がいる訳でもなく、普段顔を合わせて一緒に働いている仲間だけなので実際には形式的なものである。
それでも株主総会は一年に一度の、会社の大切な行事なので、何となく改まった気持ちになるのは、意味のあることだと思って、毎年神妙にとり行っている。
お陰さまで、今期もわずかながら単年度の黒字を計上でき、法人税等も無事に納めることができた。
そして、この夏と冬にスタッフ全員と、これもほんの少しづつだが一時金を分かち合うことができた。
何年ぶりのことになるだろう。
ずっと願っていたことが、やっと実現できて正直ホッとしている。
まさに、スタッフみんなのがんばりの成果である。
今年はなんとか無事に正月を迎えることができそうで嬉しい。
「ありがたや ただ単純に ありがたや」

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「赤く咲いても冬の花」と寂しげに演歌でも歌われているが、いよいよ冬も本格的になってきた。
この季節、ボクたちの会社の株主総会がある。
9月決算なので、11月末にこの期の決算報告書を税務署に提出した。
そして明日、株主総会を開き、わが社の株主にその決算報告を行い承認してもらうという段取りである。
株主と云っても、ボクたちの会社の場合、外部の人間がいる訳でもなく、普段顔を合わせて一緒に働いている仲間だけなので実際には形式的なものである。
それでも株主総会は一年に一度の、会社の大切な行事なので、何となく改まった気持ちになるのは、意味のあることだと思って、毎年神妙にとり行っている。
お陰さまで、今期もわずかながら単年度の黒字を計上でき、法人税等も無事に納めることができた。
そして、この夏と冬にスタッフ全員と、これもほんの少しづつだが一時金を分かち合うことができた。
何年ぶりのことになるだろう。
ずっと願っていたことが、やっと実現できて正直ホッとしている。
まさに、スタッフみんなのがんばりの成果である。
今年はなんとか無事に正月を迎えることができそうで嬉しい。
「ありがたや ただ単純に ありがたや」



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昨日、若いスタッフから突然電話がかかって来た。
トラブルが起きて困っている、という。
トラブルの内容とはこうだった。
取材のために、渋谷のスクランブル交差点で撮影をしていたところ、4~5人のグループの若い男たちが何度かにわたって撮影の邪魔をした。
カメラマンがそれを注意したところ、もめ事になっている。
アルコールも入っているらしく、警察官も来てなだめてくれているのだが、埒があかない。
責任者を出せというのだが、どうすれば良いか、ということだった。
ボクは早速、電話で対応した。
相手方の若者の言い分はもっともなものだった。
天下の歩道をどのように歩こうとそれは自分たちの勝手だろう、と云うのである。
それを邪魔だと云われて虫が収まらない。
スタッフは口では謝っても不服そうな態度が見え見えで許せない。
会社の名前も明かさないし、名刺も出さない。
この落とし前をどうつけてくれるのか、という内容である。
元来、ボクも屁理屈党なので簡単には謝らないのだが、この件については、すぐに、そして心から申し訳のないことをした、と謝った。
ボクたち取材者はあくまで取材させていただいている、いわば世間的には日蔭者でなければならない。
特に、一般の人たちへの公道での取材については、ボクたち取材者の方が人々にとっての邪魔者である。
ここは思い切りへりくだらなければならないと考えている
一方、政治家や役人などの公人に対しては、必要ならば、たとえ相手方の玄関からであろうと土足で踏み込んでも許されるべきだと思っている。
ボクは自分の名前を名乗り、逃げも隠れもしないことを相手に伝え、後ほどスタッフに対して厳重に注意することを約束した。
それらのやりとりの末、相手の若者は、責任者のあんたがそこまで云うのなら、と納得してくれた。
言葉づかいは乱暴だったが、筋の通し方はそれなりに一流だった。
わがスタッフよりも一枚上手と云えるかもしれない。
しかし、もうひとつの本音がある。
取材スタッフは、酔っている若いヤンキー風の男たちにからまれた。
カメラマンは不用意な注意の仕方をし、こういう事態になった。
カメラマンは勿論われわれの仲間ではあるが、ボクたちが仕事を依頼している別会社の契約関係のスタッフだった。
この事態の収拾に関して、自分たちだけでは処理できなかったとの事情はあったとは思うが、スタッフが会社の名前を明かさず、会社に指示を求めたことは評価に値する。
トラブルの相手に不安を感じたスタッフが会社名を伏せたことはひとつの危機管理だとボクは評価する。
そして、その判断を会社に仰いだことは正しい選択だったとは思う。
しかし、いずれにせよ、ボクたち取材者は、その存在自体が一般の人たちにとっては迷惑なのだと云う事実を改めて肝に銘じるべきである。
そして、どんな事情があろうと、周りのひとたちとのトラブルは絶対に起こしてはならない。
スタッフ全員に、この初心をもう一度伝えようと思っている。
「トラブルは 覚悟を決めて 権力と」

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トラブルの内容とはこうだった。
取材のために、渋谷のスクランブル交差点で撮影をしていたところ、4~5人のグループの若い男たちが何度かにわたって撮影の邪魔をした。
カメラマンがそれを注意したところ、もめ事になっている。
アルコールも入っているらしく、警察官も来てなだめてくれているのだが、埒があかない。
責任者を出せというのだが、どうすれば良いか、ということだった。
ボクは早速、電話で対応した。
相手方の若者の言い分はもっともなものだった。
天下の歩道をどのように歩こうとそれは自分たちの勝手だろう、と云うのである。
それを邪魔だと云われて虫が収まらない。
スタッフは口では謝っても不服そうな態度が見え見えで許せない。
会社の名前も明かさないし、名刺も出さない。
この落とし前をどうつけてくれるのか、という内容である。
元来、ボクも屁理屈党なので簡単には謝らないのだが、この件については、すぐに、そして心から申し訳のないことをした、と謝った。
ボクたち取材者はあくまで取材させていただいている、いわば世間的には日蔭者でなければならない。
特に、一般の人たちへの公道での取材については、ボクたち取材者の方が人々にとっての邪魔者である。
ここは思い切りへりくだらなければならないと考えている
一方、政治家や役人などの公人に対しては、必要ならば、たとえ相手方の玄関からであろうと土足で踏み込んでも許されるべきだと思っている。
ボクは自分の名前を名乗り、逃げも隠れもしないことを相手に伝え、後ほどスタッフに対して厳重に注意することを約束した。
それらのやりとりの末、相手の若者は、責任者のあんたがそこまで云うのなら、と納得してくれた。
言葉づかいは乱暴だったが、筋の通し方はそれなりに一流だった。
わがスタッフよりも一枚上手と云えるかもしれない。
しかし、もうひとつの本音がある。
取材スタッフは、酔っている若いヤンキー風の男たちにからまれた。
カメラマンは不用意な注意の仕方をし、こういう事態になった。
カメラマンは勿論われわれの仲間ではあるが、ボクたちが仕事を依頼している別会社の契約関係のスタッフだった。
この事態の収拾に関して、自分たちだけでは処理できなかったとの事情はあったとは思うが、スタッフが会社の名前を明かさず、会社に指示を求めたことは評価に値する。
トラブルの相手に不安を感じたスタッフが会社名を伏せたことはひとつの危機管理だとボクは評価する。
そして、その判断を会社に仰いだことは正しい選択だったとは思う。
しかし、いずれにせよ、ボクたち取材者は、その存在自体が一般の人たちにとっては迷惑なのだと云う事実を改めて肝に銘じるべきである。
そして、どんな事情があろうと、周りのひとたちとのトラブルは絶対に起こしてはならない。
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【小田昭太郎】
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