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忘れられない風景~ハリーポッター①~

中学生一年生になる孫娘が夏休みの宿題で、美術館に行ってその感想を書かなければならない、というので、しばし会社を抜け出し、孫を連れて六本木ヒルズの森美術館に行った。
ボク自身、美術館に行くのは数年振りのことである。

森美術館では愛をテーマにしたLOVE展が開催されていたが、ちょうど、その隣の会場でハリーポッター展が行われており、そちらの方は見物客の長蛇の列が出来ていた。

ハリーポッターは改めて説明するまでもなく、世界中で大ベストセラーズになり、何本も映画化されたイギリスの魔法の世界を描いた小説だが、その人気のほどを改めて確認する格好となった。

このハリーポッター展の行列を見て、10年ほど前のハリーポッターにまつわる騒動を思い出した。

以前、このブログで、ボクたちの会社の設立当時に、中国の新疆ウイグル自治区のハナス湖に棲息するという馬を食べる大紅魚とよばれる淡水魚の捕獲大作戦の顛末記を書いたが、ハリーポッターに関して、大紅魚に勝るとも劣らない位の夢を抱くことになる出来ごとがあったのだった。

   「夢や夢 魔法にかかる 馬鹿社長」


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先生無事に生還す

一昨日、早坂暁先生がフラリ会社に立ち寄られた。

先々週、腹部動脈瘤の手術を無事に終えられ、順天堂病院での術後の検査を受けられての帰り道に寄られたのだった。
サッパリとした感じで元気なご様子に安心した。

お出しした日本茶を、一口飲まれて、ああ、美味しい、と一言。
「あと10年は大丈夫だと医者から太鼓判を押されましたよ」と上機嫌でおっしゃる。

「医学の進歩はめざましい。特に、血管系の技術は相当なレベルにきましたね。ガン治療もあと一歩というところまできたので、ガンもそろそろ心配な病気ではなくなりそうだな」

これまでに数えきれないほどの病気と闘い克服されてきた早坂先生だが、その治療費だけでも一億円は費やされたとも聞いた。

「最後に残るのは脳ですね。こればかりは簡単にはいきません」
間違っても早坂先生は脳だけは大丈夫だ。
医者に代わってこれはボクが太鼓判を押す。

「10年あれば、またもうひとつ位は仕事をやれるな」
先生、早くも次の仕事のことを考えておられる。
84歳とは思えぬエネルギーだ。
それにしても何ともタフな精神の持ち主である。

「先生、これから一番恐いのは風邪ですね。あと先生の罹る病気は残っていませんからね」とボクが云うと、珍しく「うん」と頷かれた。

「それじゃ、また」と立ち上がって、元気よく歩かれる足取りは実にしっかりとしていた。

「先生とは寿命くらべですね。あと10年の自信はとてもボクにはありませんよ」
とボクは云ったが、それは本音である。

先生、笑っている。

       「先生は 今日も宿題 置いて去り」


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シニアを生かす

大藪和生という建設業界の友人がいる。

彼は、土木建設会社間組の営業部長として活躍していたが、定年を待たずに退職し、3年ほど前に自分の会社を立ち上げた。

国内の建設投資の縮小や海外における建設事業の失敗などで疲弊している既成の大手建設会社の低迷ぶりに業を煮やし、新たな活路を見出そうと独立した。

彼自身もダム建設などの現場を体験してきた有能な技術者だが、すでに定年を迎えたり、そんな建設業界に嫌気をさして離職した優秀な技術者に、もう一度活躍の場を与えようとしている。

実際に、世界は今、経験豊富な技術者を求めている。

彼のもとには、現在35名の高度な技術力と体験を持つ、60歳代の人材が参集し、世界各地の建設現場で活躍している。
そんな中には、70歳になる人材もいる。

海外事業ばかりではなく、おりしも、一昨年、東日本大震災が起き、ベテランでなくては処理できない案件なども多く、彼の思惑を遥かに超える形で、多忙な毎日を送っている。

先日はNHKの首都圏ニュースで、彼の新しい事業のあり方が評価され、取り上げられてもいる。

「一度は終えたと諦めていた仕事人生が、再び戻って来たと、皆さん生き生きとがんばっておられますよ」と大藪さんは嬉しそうだ。

大藪さん自身も悩みに悩んだ末の独立だったが、その決断が、多くのシニアたちに大きな生きがいをもたらしている。
その喜びが更に大藪さんの新たな活力を生み出しているようである。

   「大志あらば 自分のためが 世のために」


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BGMで感じたこと

BGMなどと改まって文字にすると何事かなと思うが、バックグランドミュージクの略でテレビ番組などの映像のバックに流れる音楽のことである。

最近、時として、このBGMが邪魔になるケースに出会うことがある。

一昨日も、TBSだったと思うが、夜のスポーツニュースで、今季限りで引退することになっている、あるプロ野球選手の紹介に、歌詞入りの洋楽をBGMに使っていたが、あまりにも音楽の音のレベルが高すぎてナレーションが聞き取れない。

歌詞も音楽の一部という考え方もあろうが、歌詞は言葉なので、それがナレーションとかぶると意味のある言葉と言葉がぶつかり、それが同レベルの音量になると聞いている方は耐えられない。
そんな調子で、ガンガン歌詞入り音楽を流しているディレクターの無神経な感性を疑わずにはいられない。

番組にとっては音楽は重要な役割を持っており、その使い方次第で番組を生かすことも殺すことも出来る。

音の役割からすると、現場の音が第一であり、次にナレーションである。音楽がそれらの大切な音を聞きとれなくすることは絶対に避けなければならないのは常識である。

ドキュメンタリー番組などでも、往々にして音楽がナレーションの邪魔をするケースに出会うが、せっかくの番組を台無しにしていて残念である。

同じ未熟でも、この種の幼ない未熟はどこかのレベルでチェックされるべきである。

   「脇役が 主役を殺す ドラマなし」


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年齢へのこだわり

ごく親しい友人から、最近のボクのブログを読んでいると、年齢のことにこだわり過ぎているのではないか、との指摘があった。
もしかすると、そういうこともあるのかな、とも思う。

ボクもあと数日でいよいよ古希を迎える。

昔から自分よりも年上の知り合いや友人が多かったので、親しかった人たちがどんどん、この世を去って行く。

高齢化時代になったとは云え、年金を受給できる65歳になると、たいていは会社の仕事からは去る。
自らの意思というよりも、会社組織が仕事させることを許さないという仕組みになっている。

テレビ局関係の集まりに出ても、いつの間にかボクよりも年上の人たちが周りにほとんどいなくなっていることに気付く。

自営業や農業などは別にして、特にマスコミ業界で、この年齢で現役で働く者は数少ないと思う。

だからボクは、がんばっている高齢者がいると、ついつい大声でエールを送りたくなる。

云い過ぎになるかも知れないが、自分が高齢者の仲間入りをしていることに誇りを持っている。
若い者がバリバリと仕事をすることは当たり前である。
しかし、高齢者ががんばることは立派なことだと思う。

面白い企画を考えたり、びっくりするような仕事をして若い人たちを驚かせることは痛快である。

自分自身に衰えや限界を感じた時には身を引く覚悟は出来ている。
その時はスッパリと身を引く。

それまでは、自分の年齢をバネにして、どこまでやれるのかに挑戦することは楽しい。

ボクは今、自分の年齢に楽しみを感じて生きている。
これまでは考えてもみなかったことだが、人生にはこんな楽しみ方があるのだと知った。

まこと人生は捨てたものではない。

      「元気出せ 背筋のばせと 妻が言い」


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銀行員の偏差値

某大手銀行の現職銀行員がマルチ商法で老婦人から多額の資金を詐取した事件について書いたが、たまたま昨日、別の大手銀行の若手社員が営業で会社に見えた。

「ああいう記事が出ると、あなたの行内でも動揺のようなものはあるのでしょうね?」と聞いたところ「いいえ、自分たちの銀行の事件ではないので、全く話題にもなっていません」とケロリとしていた。

そういうものなのかな、と不思議な気もしたが、彼等の日常は雑務の多さと残業を禁止されていることから生じる時間制限に追われて、本当に忙しすぎるので、それどころではない様子である。

ボクたちテレビ番組の制作会社では、忙しい時は徹夜が続いたりするケースもあるが、比較的空白のヒマな時間もそれなりにあって、結構バランスがとれている。その意味では銀行員の方がその労働条件は過酷に見える。

それに加えて、銀行員に偏差値があると聞いて驚いた。

行員たちには、年に何度かの研修があり、そこで、財務や法規など4種類の科目についての講義を受けるという。
そして、テストが課せられる。

同期入社の行員はだいたい400人ほどになるらしいが、そのテストの結果で偏差値がつけられるのだという。

「中学生か高校生みたいでおかしいでしょう」とその行員は笑った。
「まさか、社会人になってからも偏差値に追われるとは思ってもいませんでした」

はじめのうちは抵抗感があったが、今では、それも仕方がないことだと考えるようになったらしい。

「銀行の人たちは大変なんだぜ」と若いスタッフにその話をしても、「へぇーそうですか」と無感動だ。

きっと彼等は、自分たちの方がもっと大変ですよ、と思っているのに違いない。

「世の中に 楽な稼業は なさそうで」


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大手銀行員のマルチ犯罪

某大手銀行の現職銀行員たちがマルチ商法で79歳の老婦人から4億円を詐取していたことが、昨日発売の週刊文春で暴露された。

悪徳マルチ商法で多額の金をだまし取り破綻した大阪の投資会社スピーシーの手先として老婦人に詐取を目的として投資させたというものである。

現職大手銀行員の犯罪ということで、これから、各テレビ局間での激しい取材合戦が始まることになるはずだ。

この事件については、たまたま先週の半ばに、この犯罪グループを知るある知り合いから、どうしても許せない事件があるから聞いて欲しいとボクに連絡があり、事件の詳細を知ることになった。

早速、わがスタッフが某テレビ局に話をつけて、密かに取材を始めていたものである。
他社よりも先行して取材していたので、ボクたちは有利に展開できると踏んでいるが、さてどういうことになるのか。

この犯罪者は手口に長けていて物的証拠を残していない。
おまけに、大手銀行側のガードも硬い。
難しい取材になりそうな予感がある。

わが社もその大手銀行との取引はあるが、犯罪が犯罪だけに取材することをお許しいただくしかない、と思っている。

犯罪者の口車に乗って、騙された方も悪いとは云うものの、銀行といういわば公的信用を看板にしている者が、その信用を利用して人を騙すことが許せない。

大手銀行員が相手だと、騙された老婦人だけでなく、誰しもが心を許す。
そこにつけ入った手口はいかにも悪徳である。

   「巧妙な 手口悪徳 銀行マン」


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放射能の実際的な影響

ここ数日間、福島第一原発のニュースが話題に上らないなあ、と思っていたら、早速、今日のニュースで300トンの高濃度の汚染水漏れがあることを報じていた。

現在、汚染水は350万トンあり、1060基のタンクに保管されているというが、他にも漏れているタンクがあるのかもしれない、などと疑いたくもなる。

事故以来、二年以上も汚染水漏れ状態が続いている訳だが、その影響がどの程度のものなのか素人のボクには全く分からない。

もともと魚が好きだから、近海で獲れた魚を平気で食べているが、本当に安全なのかどうかさえ知らないでいる。

もっとも、ボクなどは結構な年寄りだから、個人的には、今さら放射能の影響について心配することもないのだが、周囲の若い人たちのことは心配になる。

未だに立ち入ることが出来ない高濃度放射能汚染地域の映像がニュースなどでしばしば流される。
それらを見る限り、植物は青々と生い茂り、イノシシなどの野生動物がいかにも元気に走り回っている。
表面上は全く、放射能の影響などないかのように見える。

学者たちは、おそらく、それらの分野での影響を研究していることと思うが、人間だけが大騒ぎをしているようにも見えて、不思議な感じがする。

放射能の影響は、一年や二年では結果の出ない恐ろしさを秘めているから、なおさら重大事なのだろうが、その影響の本当のところを知りたい。

むやみに、不必要な恐怖心を煽ることはまずいが、実際にどの程度の放射能被害があり、環境への影響があるのかを検証する分かりやすい科学的な番組の企画を実現しなければならないのではないかと考えている。

    「情けなや 知らぬが仏の 成仏は」


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ピンクレディー

ピンク・レディーと云えば1970年代後半に日本全国を席巻したスーパーアイドルだった。
「ペッパー警部」や「S・O・S」「渚のシンドバッド」「UFO」など次々とヒットを飛ばした。

今年で30代後半になるボクの娘たちも幼い頃、夢中になって歌ったり踊ったりしていたことを幻のように思い出す。

あれから30数余年、新しいピンクレディーが登場した。

ボクの知り合いで、彼には30歳の息子がいる。
その息子には、8歳年下の婚約者がいて、結婚式の日取りも決めて、半年ほど前から事実上、一緒に暮らすような生活が始まったが、3カ月ほど前に破談となった。

破談の原因は婚約者である彼女の色に対する性癖にあったらしい。

とにかく、ピンクが好きで、カーテンやカーペットに始まり、家財道具をピンクで揃えた。

息子も初めのうちは、それも仕方がないと認めていた。
しかし、日毎に部屋がさらにピンクに染まって行く。
茶碗などの食器類や箸にいたるまですべてがピンクになっていった。

心理学のことは分からないが、彼女には何らかの原因があり、ピンクの中にいると安らぐことができたのだろうが、一方息子の方はどんどんエスカレートしていくピンクの世界で息が詰まり始めた。

とどめはトイレットペーパーだったという。

トイレットペーパーが濃いピンクに染まった時、これだけは白であって欲しいと願っていた息子の堪忍袋の緒が切れた。

古今東西、色に迷う者は多いとは聞くが、こんな惑い方もあった。

まことに色とは恐ろしいものである。

   「どうせなら 妖しき色香に 迷いたい」


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ドキュメンタリー評論家

衛星放送の登場以来、チャンネルの数が増えて、新聞の裏表紙に掲載されている番組を紹介する、いわゆるラテ欄も掲載面積が足りない状態になっている。

もともとはラジオ番組の紹介のための番組案内欄として始まったのだが、今ではラジオの番組欄はここから追い出され、別面に掲載されるようになっている。
他に数多くのCS放送も行われているが、その番組案内を掲載できる紙面は新聞にはなさそうである。

ラジオ番組表と同様に、このラテ欄の紙面から追い出され消えて行った枠がある。
そのひとつが、番組批評のコラム枠だ。
放送をすでに終えた番組の批評枠である。

読売新聞などでは、当日の放送分の番組を紹介する「試写室」は残っているが、放送を終えた番組批評は無くなった。

かつては、その枠ではドキュメンタリー番組が取り上げられるケースが多く、日頃あまり日の当らないドキュメンタリーをこつこつと作り続けているドキュメンタリストたちの励みとなっていた。

そんなテレビ批評家のひとりに岡本博さんがおられた。
すでにお亡くなりになられたが、人情味あふれる優れた批評家だった。

番組を上手に作っているかどうかよりも、その制作者が伝えようとしたテーマをしっかりと見つめ直し、ある場合には、制作者が考えていたよりも深い所から論じてくれるので、岡本博さんの批評を読んで、改めて自分が伝えようとしていたテーマの本質を教えてもらえるようなことも多かった。

彼によって育てられたドキュメンタリストは多いと思う。

ボクも彼からの批評で、何度も自らの足りなさを恥入ったものである。

日常的なこういった枠が無くなることにより、優れた批評家もその数を減らしている。

あらたまった賞や視聴率とは別に、この種の日常的な優れた批評枠の復活こそテレビ文化にとって大切だと考えている。

   「テレビ屋を 育む陰の 主役あり」


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プロフィール

馬鹿社長

Author:馬鹿社長
【小田昭太郎】
株式会社オルタスジャパン代表取締役

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