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バブル時代が3億円の制作費を決定した

ボクたちは、企画を、エンターテイメントの王者を目指す某局の事業局のトップに提案した。

彼は大いに興味を示し、腹心の制作局のプロデューサーに検討を命じた。
このプロデューサーはゴールデンタイムの人気番組を担当する切れ者プロデューサーだった。

時を置かず、企画は採択された。

制作費は3億円が約束された。
会社設立のスタートとしては上々の滑り出しだ。

さっそく、大紅魚捕獲大作戦の制作のための活動が始まった。

まずは、新疆ウイグル自治区にわたりをつけなければならない。

ボクは知り合いの中国人貿易商の王さんを頼った。
彼は、特に香港に人脈を持つという老人で、麻薬王クンサーの取材の過程で知り合った実直な信用のおける人物だった。

彼はその香港人脈を使い、中国中央政府および新疆ウイグル自治区の関係者への橋渡し役を引き受けてくれることになった。


   「スタートは 順風満帆 波静か」


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バブル景気に沸く時代に相応しい企画だった

大紅魚捕獲大作戦の企画をテレビ局に持ち込んだ頃は、まだまだバブルの残像が色濃く残っていた時代である。

今から振り返れば、バブルの崩壊はすでに始まっていたのだが、当時はそんな認識を持っている者もなく、実際には日本中がバブルに酔いしれていた。

あの頃の雰囲気は体験したものでなければ恐らく理解できないと思う。

有り余って処置に困ったお金を竹やぶに捨てたり、金庫ごと山に捨てるなど、とんでもない出来ごとまで起きていた。

赤坂や六本木をはじめとする盛り場は24時間人々で溢れ、お金が飛び交っていた。
連日、明け方の4時、5時になっても空車のタクシーがなかなか捕まらないような、とてつもない景気に沸いていた。

何か面白いことはないかと、次々に夢を追い求めていた、そんな時代だった。


   「竹やぶに 捨てられびっくり 諭吉翁」


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怪魚捕獲大作戦の壮大な企画

くだんの大紅魚が棲息しているというハナス湖は、シルクロードの西域、中国新疆ウイグル自治区の山奥にある。

そこは当時、まだ外国人が自由に立ち入ることが出来ない特別禁止区域に指定されていた。

数日間のうちに、大紅魚の資料が集められた。雑誌や新聞の囲み記事がほとんどで、情報の出どころは同じらしく、どれも似たり寄ったりの記事だった。

まだ、現在のように情報を得ることが簡単ではなかった時代である。
それ以上の情報は現地に行って調べるしかなかった。

とにかく、企画書を仕立てた。

湖畔の馬を食うという怪魚の大捕獲作戦を行い、その記録を撮るとともに、さらに捕獲した怪魚を日本に持ち帰り公開展示の興業を打とう、という壮大な計画書だった。

ボクたちは、勇んで、その企画を某テレビ局に持ち込んだ。


   「雑踏を 歩みて心 ハナス湖に」


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怪獣ネッシーを凌ぐ企画となるか

大紅魚の企画を持ち込んだ日野成道が日本テレビで活躍していた頃、彼は謎の怪獣ネッシーを取材するようプロデューサーから依頼されたが、入念な調査の結果、ネッシーは存在しないとの結論を出し、その取材を断ったことがある。

後になって彼のその結論は正しかったことが証明された。

余談だが、その仕事を、超能力者ユリゲラーやUFOで有名な矢追純一さんが2時間の番組に仕上げた。

勿論、画面にネッシーが登場する筈もなく、全編が湖水の映像だけだったが、人を飽きさせない面白いエンターテイメント番組を作った。

実証を重んじるドキュメンタリストと芸能のディレクターの違いが良く分かるお話だ。

そんな日野成道が持ってきたネタである。信用しない手はない。


     「ネッシーを 驚かそうぜ 大紅魚」




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信頼できる名ディレクターの企画

馬を食べる大紅魚の新聞の切り抜きをもって来たのは、日野成道だった。

彼は、日本テレビのドキュメンタリーの基礎を築いた牛山純一さんの元で「すばらしい世界旅行」や「ノンフィクションアワー」などの番組でディレクターとして活躍した才気あふれるドキュメンタリストだった。

日本テレビに在職した20数年のうち半分以上の期間をアフリカのケニアで動物の取材を行ってきた動物生態の専門家でもあった。
東宝でアフリカ象の劇場用映画も監督している。

ボクよりも2歳年長だったが、彼も会社設立メンバーとして参加していた。

ボクは、そんな彼を尊敬していたし、信頼していた。

その彼が提案したこの企画はいけると確信した。


   「百万の 味方を得たり 大紅魚」


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中国に馬を食べる大怪魚がいる

さて、失敗談だが、話は会社設立当時にさかのぼる。

会社を始めて、まず最初にどんな番組を制作すれば良いのかを、話し合った。

車座でゴザに座り、連日、ああでもない、こうでもないと議論した。なにしろ、みんなテレビ局を辞めて気負っているものだから、世間をあっ、と驚かせるような企画をやりたいと考えていた。

そんなある日、スタッフのひとりが、これはどうだろう、と新聞の切り抜きを持ってきた。

それはトピックスの小さな囲みの記事だった。
中国のハナス湖という湖に、とてつもなく大きな淡水魚がいる。体長がなんと10メートル以上もあり、その魚が水を飲みに来た湖畔の馬を食べるのを地元の人が目撃した、と記されていた。

地元では、この魚は大紅魚(だいこうぎょ)と呼ばれているとあった。

切り抜きには魚影らしき写真も写っていた。

「これは、面白い、これでいきましょう」とボクは即決した。


           「馬食らう 人を食うよな 大紅魚」


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まったく自慢にはならないが、失敗談には事欠かない。

そう云えば、先日、NHKスペシャル シリーズ日本新生「国際人がニッポンを救う」が放送された。

この番組にわが社の若手ディレクター蜂谷菜穂が制作スタッフの一員として参加させてもらったこともあり、チカラを入れて視聴した。

その番組の中で、今、若いひとたちが、失敗を恐れるあまり冒険心に欠け、その行動が内向きになっているのではないか、との話が取り上げられていた。

誰も失敗はしたくないし、初めから失敗しようなどとは思ってはいない。
それでも必ず失敗はする。ただ、やり直しのきく若いうちの失敗は場合によっては栄養になる。

IPS細胞の研究でノーベル賞を受賞した山中教授の場合も、失敗と挫折の末の成果だった。

要は覚悟がすべてのカギだが、言うは易く行うは難し、である。

しかし、してはならない失敗もある。


     「失敗を 得意になって 話す馬鹿」


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政治や外交にはこんなにも力や知恵がないものか

尖閣列島の国有化問題から日中の関係がこじれにこじれ、とんでもない状態に陥っている。

こんなつまらない事で、大の国家がまるで見境のない争いになっていること自体がボクには信じられない。

もっとも、つい最近、江沢民前国家主席が上海海洋大学の幹部に「21世紀は海洋の世記であり、資源に乏しい中国は、海洋事業の発展を重視しなければならない」と語ったとの記事があった。

たしかに、資源戦争という背景があるにしても、世の中は、そんなにも単純で幼稚ものなのだろうか。
両国がこんなにもリスクを冒し合わなければならないほどに政治や外交に力や知恵がないものなのか。

これが、元来が単純なボクの最近の疑問のひとつなのだが、中国と云えば忘れることの出来ない体験がある。

人さまには、大声では語れないような大失敗談だが、そろそろ時効だろうから恥を忍んで少し話すことにする。


     「尖閣は どうすりゃいいのさ 孔子さん」


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身の周りは神秘と不可思議に満ちている

気功には不可思議な力があることは、すでに常識となり広く知られている。

先に、特別に驚かないと生意気なことを言ったが、やはり本来は驚くべき力である。

ただ、現象としての知識はあっても、その原理や理屈が分かっている訳ではない。

もっとも、ボクたちが常識のように分かっていると思っていることも、本当は科学で解明されていないことの方が多いらしい。

たとえば、もっとも身近な重力だって未だ科学的な説明ができないでいる。

生命の誕生についてもしかり、人体の仕組みなどほとんど解明されていない。
ボクたちは病気になると医者に診てもらうが、その半分以上の病名は特定できないらしい。
薬だって6割の人に効けば世の中でまかり通るのが実情だ。

だから、科学的だとか、非科学的だとか、したり顔で言っている根拠自体があやふやなものだ。

そういう意味では、ボクたちの身の周りは不可思議と神秘に満ち満ちている。

神秘の世界に驚き畏れながら、毎日を新鮮に、面白可笑しく、過ごせることは実に幸せである。


   「不思議だな 不思議だねぇで 歳が暮れ」


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オーラの色を見分ける気功術

ボクたちが10坪余のマンションの一室を借り、会社を設立した当初しばらくの間は、机はひとつしか無く、床にゴザを敷いて、企画会議をしていたことは、以前に書いた。

その頃、仕事は無かったが、妙に精神的なゆとりがあった。

そんな中で、設立メンバーのひとりが、李さんという中国人の気功師を連れて来て、土曜日に気功の勉強会を開くことになった。

狭いスペースだったが、何しろ机がひとつしかないのが、逆に便利だった。
勉強会の準備といっても、床のゴザを片付けるだけで済んだ。

モノ好きな連中が10~15人集まり、この会は半年以上続けられた。

初めに、李さんは衣服の上から、ひとり一人の全身にくまなく手をかざして、その人の健康状態を診断した。

ボクの左足のすねで手が止まり、小学生の頃に、骨折しましたね、と言い当てた。

今では、気功についての知識も少しだが増えたので、特別に驚かないが、当時は、凄いな、といたく感心したものである。

各人のオーラの色の見方についても学んだ。

しかし、勉強会のメンバーの多くに見えたオーラの色が、ボクは未だに見ることは出来ないでいる。


     「仕事より オーラの色に 熱中し」


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プロフィール

馬鹿社長

Author:馬鹿社長
【小田昭太郎】
株式会社オルタスジャパン代表取締役

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