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番組製造工場から著作権を持つ制作者になること

日本経済の落ち込みに伴い、BS局の親元である既存キー局の経営も苦しくなって来ていた。

地上波の制作費のカットが激しさを増し始めた。

一方NHKでも民間からの資金の導入を模索する動きがあった。

民間との共同出資による番組制作の模索である。

元来怠け者のボクも足しげく大手商社を巡ったり、海外に交渉に出かけたり、かなり走り回ったものである。

企画推進部を作ったのは、そんな時代だった。

つまり、企画にお金をつけて局に提案し、実現させるという方法である。

それはプロダクションが、それまでの番組製造工場から著作権を持つ制作者になることを意味する動きでもあった。

放送コンテンツの再利用が、ようやく現実のモノとして考え始められたのである。


  「身の程を 知らずに駆ける 馬鹿社長」


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キー局の援助で成立してきたBS局だった

民放BS局の開局当時は視聴者の実際数は極端に少なかったが、次第にその数が増え始める。

そして、不十分とは言えどもBSの番組にもスポンサーがつき始めた。

しかし利益を上げるまでには、まだまだ時間がかかる。

ボクたちが企画推進部を作ったのはそんな時期と重なる。

その頃はまだBS局でも企画が不足していて、企画勝負での採択の余地があった。

しかし、ボクはこの状況は続かないと思っていた。

それまで、既存のキー局からの援助で成立してきたBS局だったが、やがて親元から実質的な独立採算を求められるであろうことは想像に難くなかったからである。

つまり、既存のキー局の経済的援助から独立し、独自のスポンサーを獲得しなければならないことは明らかだった。

間違いなく、制作現場の台所は苦しくなる。


  「縮小を 余儀なくされる 親離れ」


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BS波に特化された優れた特徴が求められることになる

番組でも事業でもその立ち上げ時は特に面白い。

BS波の誕生は、地上波との差別化が大きなテーマのひとつで、BS波に特化された優れた特徴が求められた。

NHKは別として、各民放BS局は、その局によって温度差が極端に大きくあったけれど、作り手側にとっても真剣に取り組めた時期だった。

開局から数年、やがて局の想定の通りにBS受信可能な受像機も1千万台を越える。

1千万という数字は、他の産業でも商売として成立できるひとつの目安となる数である。

それまで、赤字を承知で投資を続けてきたテレビ局に光明が見え始めた。


  「ビル建てる BS局の 意気高し」


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どうして企画推進部を作ったか

もともと、どうして企画推進部を作ったかについて説明する。

BS局が開局してから10年が経つが、以来、局の企画採択の形がずいぶん変化した。

BS局開設当時は、BS波を受信できるテレビの台数も圧倒的に少なかったので、局も視聴者を増やすために思い切った投資を行った。

地上波に比べても、遜色のない制作費が準備されたこともある。

開局の意気込みもあり、受像機を増やすための番組作りという目的意識がはっきりしていた。

BS波ならではの質が求められた。

ボクたちも何本か開局記念の番組を作らせていただいた。


  「開局や 視ている人の 影見えず」


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これまで出会ったことのない名称

企画実現部という名称が特別のものだとも考えてはいないし、新しいと思っているわけでもないが、これまでそういう名称に出会ったことだけは無い。

取締役企画推進部長に、名称を変えてみないかとの思いつきを話したところ「それは面白い」との反応だった。

こういう気脈の通じ合いがまた楽しい。

こうして社内での了解をとり、その日から彼は取締役企画実現部長になった。

その名称はおそらく、スタッフにとってもプレッシャーになるだろうし、部としての目標もより鮮明になるので、心構えとしてはプラス方向に向かうのではないかと期待している。


  「伝統も 新たな言葉に 支えられ」


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新しい言葉が時の流れを作って行く

時代はいつもボクたちに新しい言葉を求めている。

たとえ、中身は変わらなくとも、言葉が変化することによって、それが新鮮なものに感じられたり、身近なものになったり、逆に遠のいてしまったり、また差別意識が薄まったりすることもある。

そして、そこから思わぬ新たなエネルギーが誕生する。

考えてみれば、世の中が進み、経済的、科学的な発展があって、便利という恩恵を受けているとは言え、ボクたちの暮らしの基本的な形にそれほどの変化はない。

ただ表現はどんどんと変わっていく。

新しい言葉が時の流れを作って行く。

クサイものにはフタ、に使われるのはいただけないが、言葉にはそんな奥深い魔力が秘められている。

新しい言葉の発見と創造がボクたちの仕事である。


  「真相を 隠してしまう 言葉あり」



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いっそのこと企画実現部の方が分かりやすい

ボクたちの会社には、もうひとつ企画実現部という部門がある。

7年ほど前に作った時は企画推進部と称した。

これは営業のためのセクションである。

しかし、昨年、企画実現部と改称した。

企画推進という呼称はありきたりだし、積極性に欠ける。

いっそのこと実現部の方が分かりやすいのではないかと思ったからである。

それに、時代は、同じ事象に対して次々と新しい言葉を生み出している。

呼称を変えることによって、気分が一新されたり、また新鮮なアイディアが生まれたりもする。

ひとつの呼称が、新しく内容を作り上げていくことは、単純なだけに有効だ。横文字の会社名も増える訳だ。


  「泥臭く はやらぬドジョウの 真似をして」


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CGを作るセクションがある

制作部の中に、CGを作るセクションがある。

現在2名のスタッフが担当している。

はじめのうちは、見よう見まねで始めたのだが、今ではかなりの腕前になった。

もとは、CSの映画チャンネルの予告PR版の制作を専門に作っていたが、その守備範囲を拡げたものである。

いわば、特殊技能者である。

終日、パソコンと向かい合い映像を創作していく。

最近では社内で制作する番組からのCG発注量が増して、とても2人では手が足りない状態になってきている。

さらに、人員を増強するかどうかの判断が必要な状況にある。


  「CGや 数字あやつり 画に遊ぶ」


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モノ作りの組織の規模は商店の方が良い

下手をすると、ズルズルとスタッフの数だけが増え、自らの首を絞めることになる。

そしてスタッフ数が70人を越えると、ひとりひとりに目が届かなくなるだろうとは思う。

ボクの許容能力数が一人でもオーバーすると、途端に全員が見えなくなるのではないかと、ボクは勝手に想像している。

それはそれで良いのだが、おのずから会社の形は変わるだろう。

今は零細商店だが、それこそ本当の会社組織に変貌すれば、今までのやり方では立ち行かなくなることははっきりしている。

どちらが良いのかは分からないが、ボクはモノ作り組織の規模は商店の方が良いのではないかと思っている。


  「泥船も 漕ぎ手のやる気で 宝船」


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ボクが一日も早く消えることが先決

テレビ界だけでなく、世界的大変革の時代を迎える中で、ボクなどは、もっとも古いタイプのプロダクションのオッサンである。

幸いなことに、失敗こそあれ、過去に成功体験などは無いので、その点だけは救われているのだが、テレビが好きで、この仕事が面白いと心の底から思っているし、そのことを楽しんでいる。

しかし、実はこの好きだとの気持ちが安定経営の邪魔をしている面も間違いなくある。

スタッフには日頃から、「過去の古いテレビ制作のありようから脱却し、変化とスピードに対応した、新しい制作の形を作らなければならない。今こそ新しい言葉をボクたちが生み出さなければならない」
などと言っているのだが、もしかすると、ボクが一日も早く消えることが先決なのかも知れない。


  「今日は今日 あしたこそはと 夢を馳せ」


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プロフィール

馬鹿社長

Author:馬鹿社長
【小田昭太郎】
株式会社オルタスジャパン代表取締役

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